栗本慎一郎氏の自民党論

阿比留瑠比
総裁選で思い出した栗本慎一郎氏の自民党論

社会主義をイデオロギーとしては強く拒否する。しかし、政策として積極的に取り入れる。

「自民党は、社会主義政党である」・・・まあ、与謝野馨氏あたりも、国会ではっきりと「社民主義に何の抵抗もない」と答弁していましたから、そういうことなのかもしれません。栗本氏は分かりやすくこう書いています

《アメリカと国際社会では中心的につき合い、その論理の中で国際的な行動をとりながら、国内の政策ではアメリカの要求をいかに拒否するかに主眼を置くというのが、結局、1980年代の自民党のとってきた方針である。アメリカの要求を拒否するとは、要するに、官僚とそれに従属する各種団体の利害を護持するということだ。官僚が持つ最良の利権と、それに保護される各種団体の既得権利の保護といえば、要するに「保護主義政策」であり「社会主義」である。(中略)自民党は、国会で社会党や共産党と対立しているという点においては、断固たる非社会主義政党であったが、政策的には完全に「穏健な社会主義」政党であった。》

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