金正恩に「ケンショウキン」

金正恩に「ケンショウキン」    Andy Chang

先週の記事で書いたようにアメリカは北朝鮮を挑発し、北朝鮮もアメリカを挑発するチキンゲームがいよいよエスカレートして、今にも戦争が始まるような緊張感がアジア諸国に広がっている。

北朝鮮のミサイルはアメリカに届かないが、アメリカは確実に北朝鮮を全滅させる能力を持っている。アメリカが先制攻撃を仕掛ければ非難されるかもしれない。アメリカは北朝鮮が先制攻撃を仕掛けるのを待っているのである。
だが戦争になったら日本や韓国を始め中国やロシアも含めて死傷者が出るかもしれず、戦争は経済的に韓国や日本に大きな影響を及ぼす。アメリカだって戦争は避けたい。

私の提案は戦争せずに済ませることが出来る、「金正恩の首に200万ドルの懸賞金」をメディアに発表することだ。嘗てアメリカはビン・ラディンの 首に200万ドルの懸賞金を発表したことがある。戦争を避けるなら北朝鮮を内部から崩壊させることだ。

トランプが懸賞金を出すと命令しなくても、CIAや軍部が懸賞金を発表しても構わないし、韓国や日本のメディアで噂として流してもよい。北朝鮮にこのニュースを行き渡らせるため、38度線のマイクで北朝鮮側に呼びかけることもできる。

「金正恩にケンショウキン」を発表すれば真っ先に金正恩が警戒心を抱くようになって、周りを取り巻く将軍たちに疑心暗鬼を持つようになるだろう。金正恩が一人でも将軍を処刑したら将軍たちが相互不信に陥って軍の統率は最低に落ち込むだろう。将軍たちだけでなく兵士も国民も相互疑惑を抱くようになるだろう。

そうなったら軍隊も社会も疑心暗鬼で戦争どころでなくなる。軍の士気が落ちて戦争できなくなるかもしれないし、もしも38度線で誰かが早まって韓国側に発砲すればアメリカは攻撃の口実を手に入れることが出来る。

●中国に頼るな、介入させるな

前の記事にも書いたが、アメリカが北朝鮮が争って最も得をするのは中国である。諺に「鷸蚌相争,?翁得利」と言うのがある。鷸(しぎ)は嘴の長い鳥のことだが、この鳥がちょうど殻を開けていた蛤を啄んだら蛤が殻を閉じてしまったので嘴を挟まれて重さのため飛べなくなった。

蛤も生死に拘わることだから殻を開けず、そこへ通りかかった漁翁が鷸と蛤の両方を得ることが出来たという諺である。アメリカと北朝鮮が争った結果、短期でも長期でも得をするのは中国である。

中国は北朝鮮がミサイルや核保有国になることを望んでいない。しかし北朝鮮は経済的に中国に頼っているから北朝鮮がアメリカと戦って弱体化し、または南北統一したあとで中国の勢力圏に入るのが望ましい。だからトランプが頼んでも北朝鮮を攻撃するはずがない。

アメリカには中国が攻撃に加わることを期待している論客が多いが、前の記事で述べたように中国は見返りとして南シナ海の支配権や尖閣の領有権を要求するか、中国の覇権進出を見逃すように要求するだろう。

中国は恐らく戦争を避ける仲介者として口先だけの介入をする。アメリカと北朝鮮の闘争がどのような結果になっても中国が最終的に北朝鮮と韓国を勢力圏に取り込んでしまう。バカを見るのはアメリカである。

日本には憲法改正のチャンス

北朝鮮がアメリカに挑戦すれば日本も戦争に巻き込まれるのは必至である。ところが現在はミサイルが日本の領空を飛んでも反撃できない。日本の自衛隊は攻撃されてから反撃するしかない。北朝鮮が原爆で攻撃してから反撃しても手遅れである。

北朝鮮がアメリカを攻撃すれば日本は必ず戦争に巻き込まれる。今は自衛隊がどうの、憲法がどうのと議論している場合ではない。日本国として軍隊の保有を正当化し、自国防衛、先制攻撃が可能になるように憲法改正を急ぐべきである。戦争に介入せず、日本国が正当の国家となるチャンスである。

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