日本からの請求権資金で建てたダム ソウルを洪水から守る

徴用工問題がらみ すべてを 洗い流せ 天罰!!!

(黒田勝弘)

【ソウルからヨボセヨ】ソウルを洪水から守る

 韓国も異常気象で例年になく雨が多い。南部はやっと梅雨明けしたが、人口の半分が住むソウル首都圏をはじめ中部や北部ではまだ雨が続いている。すでに大雨による被害が出ており首都ソウルでは都心を流れる漢江(ハンガン)の水位が上昇。公園や駐車場になっている河川敷は完全に水没し、洪水の危険も出ている。

 漢江の上流は北漢江と南漢江になっていて、北の方の最上流には昭陽江(ソヤンガン)ダムがあり、南の最上流には忠州(チュンジュ)ダムがある。いずれも超大型ダムで、首都ソウルを洪水から守ってきた。その両ダムが今回、長期の大雨で満杯となり、放流を始めたため漢江の水位が上がったというわけだ。

 ところで両ダムは1970年代から80年代にかけ日本の経済協力を得て完成したものである。特に韓国最大の昭陽江ダム建設は国交正常化(65年)の際、日本から提供されたいわゆる請求権資金を使った代表的プロジェクトの一つだった。

 韓国は当時、日本からの資金はそうした経済建設に使い、個人補償は韓国が受け持つと約束している。その結果、韓国は立派に経済建設を実現し、国民生活を豊かにしてソウル市民を洪水から守ってきたのに、今また日本に補償を要求しているのがいわゆる徴用工問題である。韓国内で処理すれば済む話ではないのか。

 

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映画「パラサイト」で注目“半地下住宅”を苦しめる集中豪雨|嫌も反も親も気になる最新韓国のリアル

 韓国各地で大雨による被害が相次いでいる。先月は「まるで爆弾のようだった」と韓国人が言う集中豪雨により、釜山で浸水被害が発生。今月に入ってからは全国各地で豪雨が続き、死者数は15人となった。行方不明者も出ており、被災者は1000人を超える

 首都ソウルでは中心部を流れる漢江の水位が上昇。周辺の道路が冠水する事態となった。韓国も台風の被害は毎年のことだが、全国各地に死者まで出ることは珍しいという。

 その韓国では今週も雨が続く予報で、土砂災害などの2次災害が懸念される。こうした被害状況を受け、文在寅大統領は急きょ、夏休みをキャンセル。安全管理を指示するなど対応にあたっている。

 ソウルの街は道路の高低差が激しく、まるで山登りしているかのように感じることがある。低地帯は集中豪雨に襲われると大変で、まるで映画「パラサイト 半地下の家族」(写真)で描かれたシーンのような惨事と化す。

パラサイト」は半地下の住宅で暮らす貧困層の家族と、高台の豪邸で暮らす富裕層の家族が出会い、予想もしない方向へとストーリーが展開していく。絶望的な格差社会をブラックユーモアで描き、日本でも興行収入は46億円を突破。330万人もの観客を動員している。

 衝撃的だったのは半地下の生活だった。映画では高台に住む金持ち家族との高低差で貧富の違いを強烈に描いたが、ソウルでも半地下の部屋を見かける。

甚大被害も家賃は上昇中

 問題は今回のような大雨のときだ。半地下の部屋に住んだ経験のある女性は「もう二度と住みたくない」と話していたが、その大きな理由として「大雨による雨漏り」と「一年中湿気が多く、壁にカビが生えやすい」ことを挙げていた。

 当然、今回の豪雨も水が流れ込んだ半地下住宅の被害は甚大だろう

 これだけ苦労が多い半地下住宅だが、環境が劣悪な分、家賃が安いので需要はそれなりにあったそうだ。けれど、数年前から事情は違ってきている。近年の不動産価格の高騰により、ソウル市内は半地下であっても家賃が以前より上がっているという。

 映画「パラサイト 半地下の家族」は輝かしい賞の数々を受賞し、映画史に名を残したが、“リアル半地下”は何一つ得ていない。今回の大雨でも爪痕しか残らなかった

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