ICE(ガソリン車)からEVへの転換の速さ

宮崎正弘の国際情勢解題」 
    令和五年(2023)5月5日(金曜日。端午節)
       通巻第7737号 

 

(読者の声5)憲法破棄。人類史上稀に見る、明治時代の「和魂洋才」、戦後の奇跡的な復興、に共通する点は、「和洋折衷」的な(資本主義経済+官僚主導=効率的な発展)であり、当然これを支那は研究し、その規模を100倍に拡張し驚異的な成長を生み出した
支那の優秀な指導者は、未来を正しく予想し、選択し資源を集中し、資本主義・金融の利点・仕組みを最大限に利用し、瞬時に既に世界最大の大国になった。   
数百のEV製造業を生み出し、次世代の自動車産業を独占するようだ。これによって、近未来に殆ど全ての自動車メーカー、GM,VW,トヨタ、日産、FORD, ホンダ、などなどは、数年のうちに倒産の憂き目になる事が、ほぼ確定した。


このICE(ガソリン車)からEVへの転換の速さは、電話からスマホに移行する様な大転換になる。需要が減り客が離れると、大量生産の利点が失われ、単価が上がり、ますます不利になるが、一方EVの量産が進むとますます価格が下がり、より多くの客がEVに移行する。
テスラを使い始めて1年になるが、ICE車に比べて格段に優れ、維持費はほぼタダ。一度客が離れると、金輪際戻って来ない。産業金融界で過去30年間、連戦連敗を記録し、EV車によって、日本の最後の希望・砦が崩されることになる

この理由は、明治、戦後の国の運営の「仕組み」が消えてしまった。
1。優秀な指導者がいない、指導的立場にいない、指導者に力がない、力を与えない。
2。国、国民の利益を重んじる価値観が消えて、組織も指導者も、利己的・刹那的・短期的になった。(今だけ金だけ自分だけ
3。この船長も燃料も尽きた沈没寸前のボロ船は、乗客すべてが絶望し諦観するのみ。小中学生までもが自殺


この現実は明らかに国家存亡の緊急事態であり、いや、静かなる「30年戦争」の「敗戦国」としての国家「再建」を図らねばならない。

かつて76年前、GHQが行った様な大胆な「革命・改革・維新」が必要であり、その一環として「真の新憲法」を日本再建の「手段」として使う。
単なる法律ではなく、正しい日本の設計図、あるいは教典。今回は原文が英文の和訳ではなく、拡張高い旧仮名遣い。故三島由紀夫氏が適任だったかもしれない。
(在米のKM生)

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