ミコちゃんの徒然日記

日々の雑感など

八月六日

2010年08月06日 | Weblog
 折り鶴に願ふ祈言(ねぎごと)被爆の児

 原爆投下の忌まわしい日から65年、広島平和公園では投下の朝8時15分に

合わせ、平和記念式典が行われました。国連の潘基文(パンギムン)事務総長が

核兵器廃絶の世界平和実現を目指し頑張りたいと熱く語られました。

原爆の悲惨さは受けた人たちと遺族、その被爆地が一番よく味わっています。

ミコちゃんより少し早く生まれた佐々木禎子さんのことを毎年思い出すのですが、

禎子ちゃんは12歳で原爆の後遺症の白血病で亡くなられました。発病までは

普通にお元気だったそうで、本当に残念無念だったことでしょう。

「原爆の子」の像のモデルになったそうです。折り鶴を病院のベッドの上で

折り続け、もとの様に元気になれることを願った禎子ちゃん。

ミコちゃんが中学生の時に「鶴の祈り」という台本を渡され、文化祭で上演

しました。マンモス中学校のこと、1200名ほどの観客でした。

禎子ちゃんの役だったのです。禎子ちゃんのクラスメイトがお見舞いに病室に

来てくれるととても嬉しいシーンでしたが、舞台では一人芝居が多く、ジーンと

くる内容を演じるというもので、一人語りにはドビュッシーの「牧神の午後」が

流れました。最後の幕が下りるとある先生が「良かったよ!上手くなったなぁ!」

と舞台に駆け上がって労って下さいました。今思うと禎子さんのような被爆者が、

あるいはもっと悲惨な目にあった犠牲者のいかに多いことでしょう。どんな理由が

あっても「原爆許すまじ」「戦争反対」です。









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6 コメント

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Unknown (yukun2008)
2010-08-06 16:32:29
こんにちは♪
今日は原爆の日ですね~、中学時代に「原爆の子」の演劇を主演されたのですか~!? 1200名の大観衆の中で素晴らしい演技だったのでしょうね♪ 戦後65年で初めてアメリカの代表が式典に出席したようで、新しい世界平和の時代に向かってくれることを願うばかりですね。ポチ!
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Unknown (ちやこ)
2010-08-06 19:56:22
ミコちゃん!
今晩は。
今日は原爆の日でしたね。いまもって苦しんで
おられる方々のことを思う時、戦争は絶対反対です。
私の俳句の仲間でやはり広島で被爆体験のある人がいます。
被爆手帳を携えています。身内にはおりませんが。
世界の平和を願うひとりです。
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黒い雨 (リュウちゃん6796)
2010-08-07 08:32:50
黒い雨 今だ地上に降り止まず

井伏鱒二の小説、「黒い雨」は読んでいませんが、今村昌平が監督した映画は観ました。
広島への原爆投下直後に周辺に降った「黒い雨」に当たり、徐々に原爆症に冒されてゆく女性を、田中好子さんが熱演していました。

日本は二度に渡る原爆投下で、世界唯一の被爆国になりました。
「ノーモア広島、ノーモア長崎、ノーモア原爆」を、世界で唯一、主張していかなければならない国である筈なのに、現実は、アメリカの核の傘の下に入っています。
あれだけ悲惨な体験を世界中がしたというのに、相変らず戦争の惨禍は今日、世界の至る所で、今だ「降り止まない」ですね。

オバマ大統領が初めてアメリカの元首として「核廃絶」を宣言。昨日の広島は。初めて駐日アメリカ大使も出席、ほんの少しだけ、世界の恒久平和に動き出したかに見えますが、
それが見かけ倒しに終らない事を切望するばかりです。

ジョージ・ウィンストンというピアニストのCDに「さだ子と千羽鶴」というアルバムがありました。

お師匠様の禎子さん、さぞ名演技だったのでしょうね!現在だったらビデオに残っている筈ですが、今では当時観た人の心の中にだけに、いつまでも残っているのでしょうね。

今から、京都で開催されています「ボストン美術館展」に行ってきます~♪
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Unknown (ミコちゃん)
2010-08-07 21:50:50
こんばんは、yukun様

 原爆投下の米国のルース駐日大使がそっと静かに参列されましたね、「無言の謝罪」であると評価する人もありますね。

ライブでTVを観ていたのですが、パンキムン国連事務総長ははっきりとしたメッセージを発表されました。オバマ大統領にも電話で話されていて、連絡を取り合った上で合意の内容であると受け取れるように思いました。

今年の「原爆の日」は、平和に向けて核廃絶のスタートが出来たように思えますね。

今日から夏休みに入られたのでしょう、良いですね~素敵な夏休みにしてくださいね♪
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Unknown (ミコちゃん)
2010-08-07 22:42:46
ちやこ様、こんばんは

 ちやこ様のご友人の中に被爆された方がいらっしゃるのですね、その方がお体がどうもなければ良いのですが、、

子供の頃、広島に行きますと皮膚の焼け爛れた人を沢山見かけました

「見てはダメよ」と親から注意されたので、見ないようにしましたが本当に気の毒に思いました

その人のせいではなく、惨たらしい被害を受けたまま泣き寝入りの人生を送るのは辛過ぎます、被爆者にとって、戦後はまだまだ終りませんね

国がしっかりサポートをして上げなくてはと思いますね。



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遠い記憶でも (ミコちゃん)
2010-08-08 12:24:22
こんにちは、リュウちゃん様

 お返事が遅くなりごめんなさい!素敵な句とコメントに感謝です

「黒い雨 今だ地上に降り止まず」原爆投下の後黒い雨が降り、これが大きな災いをさらに増したそうですね、

しかも放射能を含むこの雨は広範囲に降ったそうです。禎子さんもこの黒い雨に濡れて9歳の頃でしたか白血病が発病したそうです

「鶴の祈り」の脚本が世に出て、演劇部の顧問の先生がすぐに取り上げられたと思いますね

幕が上がるとそこはベットの上で折り紙を折っていて「645羽」...そのような数字を独り言で言ったと思います...「千羽折れたら病気が治る」とも..

「「さだ子と千羽鶴」というCDアルバムがありました」そうでしたか、この禎子さんのお話は海外でもかなり有名で

核兵器根絶を願うアーティストから注目されていますよね、モンゴル人歌手のオユンナさんも千羽鶴の御話しを元に原爆の悲劇を歌にされていて、大切に歌われていますがコンサートで聴きました

ありがとうございます!もし、みなさんの遠い想い出の中にあの文化祭の劇が残っていたら幸いですね

ボストン美術館展が観れるとは羨ましいです!暑さも忘れそうなリュウちゃん様ですね~





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