～入院生活9日目～
病室に顔を出すと、学校の先生と遊んでいた。
「ミッケ」をしている。
先生から「ミッケ」の本を借りて、後でやると張り切っている。
今日は訪問者が多く、私の友人と、夫の弟夫婦が来てくれた。
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～入院生活7日目～
御留守だった隣のベットの子が帰って来た。
左隣りは、なっちゃん、6年生。
入院した時からいた右隣の中学３年生のちあきちゃん。
なっちゃんは、とてもおとなしく、いつもニコニコしている。
ちあきちゃんは、中学生ともあり、しっかりしているが、明るく楽しい子、ムードメーカーである。
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～入院生活6日目～
入院して、はじめての日曜日。
今日は、パパが、朝6時に家を出て病院に向かった。
6時半に病院に着き、いっちゃんの所へ行くと、吸引をしていた。
顔色はいいが、むくみがある。
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～入院生活5日目～
締め切りのカーテンを開けると、棚の整理をしている。
「何してるの？」
「あっ！ママ～。取ろうと思ったら、全部落ちてきちゃったから、ついでに片付けようかと思って」
「そう…。がんばって」
「うん」
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～入院生活4日目～
今朝は、かなり顔がむくんでいて、びっくり！
夫が見たら、もっと驚いてしまうかも…。
後で、伝えておこう。
主治医の先生も、一緒に診てくれている先生も、よく顔をだしてくれる。
むくみも、薬のせいだと教えてくれた。
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私は、仕事を持っていた。
保育士という責任の重い、また、やりがいのある仕事…。
いっちゃんの入院も、まだ、保育士として働いている時に決まり、仕事には、休みをもらい病院に通っていた。
しかし、休んでばかりもいられない。
でも、これから病気と闘い、頑張ろうとしている娘を寂しい思いはさせたくない。
私は決断した。
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～入院生活3日目～
「おはよう～」
私は、明るく元気に顔を出すようにした。
「あっ！ママ」
目が腫れぼったい。
（昨日泣いたのかな？）
「目が腫れてるね～、大丈夫？ 見える？」
「うん、見えてるよ、なんか目の周りが、ぼ～っとし感じがするけど…。」
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～入院生活２日目～
骨髄液検査のため、朝食抜き。
軽い麻酔を受け、処置室に向かう。
30分くらいで戻ってきた。
ボーっとしている。
「ママ…。」
「大丈夫。ずっといるから、もう少し寝ようか…。」
「…うん。」
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いっちゃんを一人病院に残し、三人で帰ってきた。
夫は溢れ出す涙をぬぐいながら、ハンドルを握っている。
「前が見えねーや・・・」
夜、11時半を過ぎていた。
後部座席では上の娘が寝ている。
上の娘も、訳も分からず連れまわされ、妹と長く離れることなど思いもしないで、
気持ち良さそうに寝息を立てていた。
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