うつくしい人

『うつくしい人』　西加奈子　読了

～他人の目を気にして、びくびくと生きている百合は、
単純なミスがきっかけで会社をやめてしまう。
発作的に旅立った離島のホテルで出会ったのは
ノーデリカシーなバーテン坂崎とドイツ人マティアス。
ある夜、三人はホテルの図書室で写真を探すことに。
片っ端から本をめくるうち、百合は自分の縮んだ心が
ゆっくりとほどけていくのを感じていた―。～

最近全然本を読んでいなかった
4月に転勤して通勤時間が短くなり
それ自体はバンザイ！だったけど
読書時間の大半が“帰りの電車の中”だったため
必然的に読む時間が削られて

本当に好きなら
家でも会社の昼休憩でもどこでだって読めるのに
と言われるかもしれないけれど
読み心地ってのがあるのかな

この「うつくしい人」
読み始めたのは1か月以上前
途中かなりのブランクあり
そして今日残りの半分ほどを一気読み

主人公は面倒な三十路女性
その心の動き一つ一つが「わかるわー」
共感部分かなり多し
きっと私も“面倒種”に分類されるんでしょう

私にとっての「うつくしい人」がたくさんいるように
私も誰かの「うつくしい人」でありますように