粋。

先日参加させていただいた
集まりにいらした男性。


ご自分で築き上げた大きな会社の、
第一線を退かれている会長さん。
お歳は80歳くらい。
でもカクシャクとされていて
機知に富んだお話や
キュートな印象の深い笑顔がステキな方。


お食事の後、カラオケへ。


隣に座られていたのですが、
お話をしながら…


ふと、
ポケットからペンを取り出し、
次に紙を探して…
ないとわかると
スッと割り箸の袋の片側の糊を剥がして開き
サラサラサラ…っと
句でもおかきになるように筆を走らせ、


それを私に。


「あら。」


ご自分のフルネームと
携帯の番号が書いてありました。


「これも名刺♪♪♪また歌ってね。」


会社の名刺はいただいていたし、
この方は携帯も使いこなす方なのに…。


「アドレス交換しましょう。」
とか
「番号登録し合いましょう。」
とかじゃなく、


押しつけず、ただお知らせくださるという
アナログ的なやり方に
スマートなダンディズムを
感じてしまいました。


きっと、昔、
女性にモテモテだったのでは…。


(*´艸`*)♪


こんなシチュエーションを歌ったスタンダード、
『Satin Doll』を思い出しました。


歌の中の男性は
彼女がすでにたくさんの電話番号をもらっていて
あきらめて一人でルンバを踊ったりしますが、
あっさりとわりきった遊び人タッチで描かれていて
楽しくなる曲ですよね～。

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YouTube: Ella Fitzgerald - Satin Doll (with Duke Ellington Orchestra)

(´ー｀)


いただいた、手書きの名刺…。
なんだか温かいです。