忘れまくりの一日

私も、結構忘れることが多い。
が、Ａちゃんも、なかなかだ。

今日、レッスンに大切な楽譜を、
忘れてきてしまった。
１曲目は、私の楽譜で練習した。

さて、２曲目。
楽譜が違う。
終了した曲集を間違えて持ってきたのだ。
うちにもない。

「すいません。取りに行ってきます。」

小学生の頃だったら、電話で、
お母さんに届けてもらうところだ。
さすがに、もう、中学生なので
自分のことは、自分で責任を持って・・・。

「急がないでいいからね。」

家は近いので、
１０分もかからないうちに、
戻って来た。

ピアノに向かうと、
腕に汗が光る。
駆け足で行って来たらしい。
部活で汗を流し、
また、・・・・。
しかも、学校から帰って、
すぐ、ピアノに来たようなので、
夕食もまだ。
お腹も空いているでしょうに。

今日のやるべき練習は、
きっちり出来た。

Ａちゃんは、楽典で、
短音階の３種類について、
今、勉強中。

ところが、「短調」を「短長」
と書き間違えた。

よくみんな、やる間違いなのだが、
それが、おかしいらしく、
笑いが止まらない。
「箸が転んでもおかしい」年頃なのかな？

今朝は、部活の練習があったのに、
すっかり忘れていたそうだ。

レッスンが終わって、帰るとき、玄関に傘。
「傘、忘れないでね」
と。

今日は、Ａちゃんにとって、
忘れまくりの１日だったようだ。