メカニック日記

メカニックです。仕事ネタから感じた事思った事など気まぐれに更新していきます…

クオン…ヒーター効かない

2016-01-17 00:52:59 | UD
UDトラックスのCD4Z…クオン。

風は出るがヒーターが効かない…との事で入庫。
走行距離は…


10,311km…じゃないですよ…
メーターを一回りして10,311kmです…
つまり、100万km超えって事です。笑


ヒーターが効かない…もしくは効きが悪い…と聞いて思い浮かぶ原因は、サーモスタットの不良、冷却系統へのエアー混入や冷却水不足、ヒーターコアやヒーターホースの詰まり…ファンクラッチの不良…
はたまたヒーターバルブやそのアクチュエータの不良などなど…

メジャーな原因として挙げればこんなものでしょうか…

早速、状況を確認していきます…
この年式のクオンのファンクラッチは電制式ではなく、バイメタルを利用したシリコン式…なのでエンジンが冷えてる時にファンクラッチの固さを簡易的に点検しておきます…


次にエンジンを暖機して、メーターの水温計を確認すると…

半分近くまで上がってます…


で、ヒーター温度をフルホットにして風口から出てくる風の温度を測ります…

明らかに効いてない温度…
その状態でエンジン回転を1500回転程でレーシングさせると…

ガンガンに効いてきます…
人によりきりですが、風の温度が大体45°Cを超えれば効いてないとは思わないレベルです…

アイドリング状態に戻すと…

ぬる~~い…笑

ヒーターホースも当然ヌルいです…

データモニターで水温を確認すると…

84.4°C…
ヒーターが効かない程の水温とは思えませんが、もう少し高くてもいい気がします…


という事で切り分ける為にもサーモスタットを交換してみることに…


2個付いていてそれぞれ開弁温度が違います。
1つは82°Cでもう1つは88°C…

外して点検。
サーモスタットの開弁温度を測ります。


82°Cの方は良さそうだったんですが、88°Cの方がなんか微妙⁉︎な感じがしたので、新品と比較…

すると…


新品と比べて古い方が早く開いちゃってます…


温度が上がりきらない原因はこれだったか~‼︎とサーモスタット交換してLLC交換してエンジン始動…暖機しながらエア抜きを行い再度データを確認。

水温も88°Cまで上がり落ち着いているので、これで効くはず…ってヒーター入れてみると…

初めよりは若干上がりましたが、とても効いてるとは言えない温度…
どうやらサーモスタットが原因ではなかったみたい…

ヒーターホースやコアの詰まりもないし、ファンクラッチも冷間時と比べてみると抵抗は増えてるので正常と判断…
エア抜きもキッチリ行ったし…

アレコレ調べてたんですが、どれも確信的な原因は掴めず…
で、色々考えてみたんですが、回転を上げるとちゃんとヒーターも効くんです…回転を上げた時とアイドリング時の違いは…冷却水の流速と内圧。
この車両は最近多くなったリザーバータンクも含め内圧が上がるタイプ…
そのリザーバタンクのキャップに付いてる圧力抜き用のバルブがあるんですが、通常、暖機状態でこのバルブを押すとプシュッ…と内圧が抜けるんですが、押しても何の音もしない…キャップの不良も疑いキャップを交換しましたが変化なし…


となると、ひょっとしてウォーターポンプの不良…⁉︎

ウォーターポンプの吐出能力の低下…⁉︎
回転を上げるとヒーターも効く…という部分では納得出来ます…
回転を上げて流速が速くなれば温水がヒーターコアまで循環するから…

ただ疑問もいくつか…
まず、ウォーターポンプの吐出能力が低下する…という事は冷却能力も低下するはずなんですが、現車はオーバーヒート傾向には無く、逆にクール傾向。
もう1つは仮にウォーターポンプが原因だと仮定しても金属製のインペラがエンジンの冷却能力は維持したまま、ヒーターだけ効かない程度に削れる…なんて事があり得るのか⁉︎…と


しかし、ここで答えが出ないままタイムリミット。
夜から運行する…という事なので一旦納車…
結局原因は解らず…


まあ、あーだこーだ考えても結論は出ませんので…笑
論より証拠…という事で来週また入庫するのでウォーターポンプを外して点検してみたいと思います…

















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1 コメント

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Unknown (よし)
2022-12-01 18:57:33
サーモスタット82どのサーモスタットの位置は右側か左側か知りたいです

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