散歩道できれいなバラの花をみかけた。今年は、多種の花が、例年に比べて早く咲いている。梅雨時のアジサイの花芽も大きくなり、花を見るのも時間の問題のような気がする。この花も例年より10日以上早く咲いているらしい。この季節のバラは何と言っても花の女王の位置を占める。見てそのあでやかさに感動するだけではない。昨年のこと、近所のお宅で、庭中にバラを植え、花は二階の窓に届きそうになるくらい、バラを育ていた。ある日、バラが突然なくなっているのに驚いた。見ると大きなバケツに、咲いているバラを摘んでいる。もうあれほどのバラがほとんど姿を消している。
バラの花には様々な利用方法がある。一つはポプリ作り。ドライとウェットがある。花を平たい笊に入れて、風通しの良い場所で乾燥させる。花の色と形を残すならドライ、香りを残すのならウェット。乾燥の進み方で、どちらにもできる。花瓶に入れてドライフラワーでも楽しめるし、枕に入れて香りを楽しむこともできる。この花びらを溶剤で抽出したのが、香油や香水だ。多量の花びらから本の少量しか抽出できず、極めて高価。ただ、その香りはあらゆる人を魅了する。
ベランダのプランターに植えたハーブ苗が順調に育っている。タイムがかわいい花芽を伸ばてている。水やりをしながら観察するだけで癒される。薄紫の花穂をブーケにして、肉を焼く時一緒に焼いて香りをつけるのもいいらしい。乾燥させてほかのハーブとあわせてブーケガルニに。スープやポトフに入れると味に深みが出る。バジルやローズマリー、セージもぐんと大きくなり、さまざま利用方法を工夫する。トマトとズッキーニのラタトゥイユは、我が家の定番だが、ハーブを加えると、やはり味が違う。熱すぎる夏は苦手だが、ハーブが育つのを見ながら、料理づくりにも新しい挑戦ができる。
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