常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

お彼岸

2022年09月23日 | 日記
今日、彼岸の中日。3連休になっているが、このところ週末が台風の影響で、全部雨に祟られている。戸外では、紫苑が背を伸ばし、花をいっぱいさかせていた。草木のあいだから、コウロギなどの虫の音が聞こえてくる。小雨がパラパラと降ってきて、早々に散歩から引き返した。つい先週まで、蒸し暑い日が続いたのに、暑さ寒さも彼岸までの言葉通り、すっかり涼しくなった。テレビで、クイズに「ぼた餅とおはぎの違いは?」というのが出ていた。萩の咲く秋が「おはぎ」、春の「ぼた餅」は牡丹に由来しているということであった。

さらさらと秋の彼岸の椿かな 木導

昨日、お寺が混まないうちに墓参りをすませた。お彼岸を先祖を偲ぶ日として行事をするのは日本特有のことらしい。静岡県の熱海峠には日金山という山がある。ここは仏道の道と言われ、彼岸に登ると亡くなって会いたい人の後姿をみることができるという。子どもを亡くした家では、海岸の小石を持って登るらしい。先祖の住む国は、日が沈む西方にあると信じられていた。お彼岸の中日には、日は真西に沈む。中日をはさむ前後3日間を、さまざまな行事を行った先祖を供養しようと考えられてきた。
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