常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

ガルバンゾ-

2012年07月08日 | 日記


ネット通販でガルバンゾーを買う。一名ひよこ豆ともいう。この豆のすごさは、その歴史にある。ウィキペディアに記された歴史記述は

「歴史上、最古の記録としてヒヨコマメが登場するのは7500年前、トルコのハジュラルにおいてである。紀元前4000年には地中海一帯に、紀元前2000年にはインドまで伝播した。」

とある。これは、人間の食料として存在したもので、6000年後の今日なお、食材として栽培され、かつ流通しているということである。その時間の悠久さにまず驚く。同時に、人類にとってなくてはならない食材であったことの証明でもあるだろう。

豆も肉も蛋白質源としてあることは共通だが、肉が高蛋白、高脂肪、低カルシュウム、無食物繊維であるのに対して、豆は高蛋白、低脂肪、高カルシュウム、高食物繊維食品である。そして豆の蛋白は穀類の蛋白と補完し合う必須アミノ酸組成になっている。米や小麦と食べ合わせれば、双方の蛋白価が高まる。

ガルバンゾーを買って先ずすことは、これを水に浸して発芽させることだ。我が家では玄米も発芽させて食べているが、こうすると核酸やビタミン、ミネラル、酵素が大幅に増える。つまり、元来豆に含まれていない栄養素がつけ加わるのだ。

こうして、ガルバンゾーは人類の生命に必要な栄養を補給し続けてきたのである。豆は日本では納豆、豆腐、味噌などから摂られるが、西部劇の映画で、野宿のキャンプで豆のスープが写されていたことを思い出す。欧米では不可欠の食材である。
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