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東京のオペラの森 オテロ

2006-04-01 | 音楽鑑賞 外来オペラ・・
東京のオペラの森 2006 ヴェルディとその時代
東京のオペラの森が2006年に取り上げる作曲家「ヴェルディ」。
数多くの傑作オペラを世に生み出した彼は、一体どんな人物だったのか?
イタリア・オペラの礎を築いた偉大な作曲家ジュゼッペ・ヴェルディの栄光

■オテロ:
     30日 (木) 18:30 東京文化会館・5FR2-2/1万円・安い四回公演3回目 
 怒涛の合唱の力強さが、オケの劇性、歌あり最高の舞台かな・・
クリフトン・フォービス・・以前スカラ来日公演はNHKでホールの違い、声量の響きが違いすぎですね・・最終日のチケット(2万8千円)払い戻し正解で、ネットで1万円で聴き観る・・2万8千円で見た場合は高いと感じるでしょう?・・
演出は最近の流行かな?中央に透視台の正方形舞台が、寝室を想わす四方からカーテンで仕切り其処で最終場面の死を暗示・・
嫉妬に憎きオテロを貶めるヤーゴが左袖で・・演劇の演出ですね・・
オペラは声楽ありきの感じもあり・・主役、脇役の動きが激しい・・肝心の歌が伝わない印象も・・総じて、指揮者、オケも良く歌っていたと・・

オテロ歌いは
クリフトン・フォービス ②ウラディーミル・ガルージン① クーラ① 
ドミンゴ(衰えが)と聴き三者三様で・・

ヴェルディ: 歌劇 《オテロ》(全4幕)※新演出・ウィーン国立歌劇場との共同制作
3月 30日 (木) 18:30 東京文化会館 大ホール
指揮: フィリップ・オーギャン ◎
演出: クリスティーネ・ミーリッツ ○
装置/衣装デザイン: クリスチャン・フローレン
照明デザイン: ルドルフ・フィッシャー
*当初発表のハンス・トゥールシュテードより変更になりました。ご了承下さい。

オテロ: クリフトン・フォービス ○
デズデモーナ: クラッシミラ・ストヤノヴァ○
イアーゴ: ラード・アタネッリ ◎
演奏: 東京のオペラの森管弦楽団 ○ 合唱: 東京のオペラの森合唱団 ◎


■話題の“オテロ歌手”が降臨、一流を揃えた歌手陣
  オペラ界が注目する俊英指揮者が、壮大な史劇をドラマに!

 オテロの登場場面、つまり最初の“つかみ”は、オテロを歌う歌手にとって「魂の一声」。2003年9月に行われたミラノ・スカラ座日本公演(リッカルド・ムーティ指揮)で、見事なオテロを歌ったクリフトン・フォービスが、再びオペラ・ファンの心を震えさせます・・・

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過去の感想  ソフィア国立歌劇場 「オテロ」 ヴェルディ:
一幕の合唱が・・梅雨どきの雨の印象で・・合唱の貧弱さ、オケの貧弱な合奏が
何とも 日頃ソフィア歌劇場で オケ、合唱は何を演奏し何を練習しているの?
ロスト 好き?が 早い拍手、ブラヴォーが・・
  デズデモーナ・アンドレア・ロスト華◎
  オテロ・ウラディーミル・ガルージン◎・・クーラのオテロを良かったが・・
此れより上に巡り会えた感触が・・演技、歌唱も最高と思う・・
高音声域も強く、劇性もあり・・今回が最高のオテロ歌手に巡り会えた
 (リゴレット(多摩)の時のような異常な?マイク声域はなかったかな?)
3、4幕の ロスト ガルージンの歌唱、演技で救われたオペラとなる
 ドミンゴ・オテロと前回のロスト・デズデモーナ(NHKホール)
  出来が数段上ですね ホールが原因かな?・・
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東京のオペラの森 2006 ヴェルディとその時代
室内楽公演
3月 28日 (火) 19:00 東京文化会館 小ホール G-29:4,500円 安い
曲目 ヴェルディ:弦楽四重奏曲 ホ短調
       アルティ弦楽四重奏団 ・◎
       ヴァイオリン: 豊嶋泰嗣/矢部達哉
       ヴィオラ: 川本嘉子   チェロ: 上村昇
 
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過去の感想   フィリアホール・青葉台 2FR-10 3,500円 妥当な額   
3日 アルティ弦楽四重奏団
モーツァルト・弦楽四重奏曲第21番 豊嶋泰嗣 矢部達哉 川本嘉子 上村 昇
桐朋卒が3名で夏のサイトウキネンでもコンマスを務める 豊嶋 矢部 両氏と 上村氏が京都府民ホール・アルティ開館10周年を記念し98年 アルティ四重奏団を結成し現在に至る・・
精緻さと 何か諦め達観した 旋律美が 2楽章のアンダンテが美しい・・
ベートーヴェン弦楽四重奏曲第14番 嬰ハ短調  矢部 豊嶋 川本 上村
7部を連続で演奏する曲で 集中力と技量が求められる・・弦楽・交響曲的なスケールさを感じさせた・・演奏形態は4人の共振性を重視し・・4人の技量 呼吸から 一つの音力を響かせた

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レスピーギ:夕暮れ (メゾ・ソプラノ+弦楽四重奏・・初聴きで美しい旋律美が
四重奏に歌が合う・・レスピーギはローマ3部作しか、聴いたことが無い・・
 1900年代まで創作活動していたとは・・曲に色彩感豊かな特徴が・・
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オットリーノ・レスピーギ(Ottorino Respighi, 1879年7月9日 - 1936年4月18日)は、イタリアのボローニャ生まれの作曲家。代表作としてローマ三部作と言われる、交響詩「ローマの噴水」「ローマの松」「ローマの祭」がある。

音楽教師の父親から、ヴァイオリンとピアノの手ほどきを受けたのち、ボローニャの音楽学校でさらにヴァイオリン演奏を学ぶかたわら、ジュゼッペ・マルトゥッチに作曲を、音楽学者ルイージ・トルキに音楽史を学ぶ。その後はロシアに渡り、サンクトペテルブルクでヴィオラ奏者としてオーケストラで活動しながら、ニコライ・リムスキー=コルサコフに作曲を師事。このことが後の色彩的な作風を展開する上で、非常に大きな意味があったと見なされている。さらにベルリンにも留学してマックス・ブルッフに師事した。

イタリアに帰国後に本格的な作曲活動を開始し、1913年から1935年までローマのサンタ・チェチーリア音楽院教授に就任。1923年から26年まで院長も務めた。この時期には、20世紀初頭まで長らく忘れられていた、イタリア・バロック音楽の発掘にも努め、自らの校訂により、クラウディオ・モンテヴェルディやヴィヴァルディ、ベネデット・マルチェッロなどのイタリア・バロック・オペラの復活上演にも取り組む。ただし古楽ブームを経たこんにち、レスピーギ「校訂版」は、ワーグナー以降の大オーケストラに合わせた「編曲」にほかならないとして、あまり評価が芳しくない。

16世紀から17世紀の無名作曲家のリュート作品に基づいた3つの《古風な舞曲とアリア》や、管弦楽組曲《鳥》は、レスピーギの新古典主義音楽への取り組みを示すものとしてしばしば言及されてきたが、この曲集は古い音楽の編曲にすぎず、本質的に新古典主義と呼べるものではない。アルフレード・カゼッラやヒンデミット、フランス六人組やストラヴィンスキーの「新古典主義」とは違い、古い時代の作曲原理と新しい時代の響きを結びつけたり、古い音楽をモダンな感覚で換骨奪胎しようとするものではないことに注意しなければならない。

レスピーギは本質的に折衷的な作曲家であり、同時代のリヒャルト・シュトラウスによって拡張された大編成のオーケストラを利用して、極彩色の音色効果を追究する一方、フランス印象主義音楽にならった非機能的な和声法を取り入れている。楽曲構成が複雑や曖昧になることを嫌い、代表作の多くの交響詩は、リストのように単一楽章で書かれながらも、その内部では、古典的な交響曲のように3~4楽章のサイクルを取り入れ、より小さなまとまりに区分して整理し、それによって明晰な印象をかもし出すことに成功している。

レスピーギは、クーセヴィツキーの委嘱によって、ラフマニノフの練習曲《音の絵》から数曲を管弦楽用に編曲した。ラフマニノフは、ラヴェル編曲による《展覧会の絵》をイメージしてその仕上がりを期待したが、レスピーギの編曲はラヴェルのそれより華麗さや奔放さに欠け、このためラフマニノフを大いに落胆させたと言われる。しかしながら、近年はそれなりに再評価されるようになり、録音も増えるようになったほか、新たにポケットスコアも出版されている。

かつては管弦楽曲を中心に評価されてきたレスピーギであったが、現在では、ブラームス風の《ヴァイオリン・ソナタ ロ短調》などの室内楽曲や協奏曲なども積極的に再評価されるようになってきた。

ちなみにエルザ夫人はサンタ・チェチーリア音楽院における作曲の門人で、レスピーギと歌曲の共作を行い、《リュートのための古風な舞曲とアリア》をバレエ化するのに尽力したほか、レスピーギのの死後、その未発表あるいは未完成に終わったオペラ作品を実用に向けて完成させた。

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ロッシーニの猫讃歌・・
重唱が楽しい、先ず歌あり、歌い手が実に、楽しい、表情
・歌その物が楽しい波動が伝わる

ソプラノ: アルテア=マリア・パプーリア華◎ メゾ・ソプラノ: 牧野真由美華◎

男声人も初聴きでしたが・・声域が好みでしたテノールの伸びの有る
             高音声域も素晴らしいですね
テノール: 平尾憲嗣 ◎   バス・バリトン: 山下浩司 ◎
   ピアノ: 瀧田亮子 華◎

イタリアは、やはり輝いていた!ヴェルディと同時代を彩った宝石たち
■19世紀の音楽シーンを見渡すことでヴェルディの偉大さが見えてくる

 
■ヴェルディ:イタリア・オペラの礎を築いた
偉大な作曲家ジュゼッペ・ヴェルディの栄光

東京の森