2016年11月22日(火)
朝の地震。
よく揺れる我が家だったのに気がつかなかった。
誰もが朝のニュースを見ているかと思えばそうでもない。
お昼に食堂で朝の地震の話をしていると「何のことですか?」と言った同僚。
小さい子供ふたりの支度で、朝はテレビもラジオもつけないという。
誰もが自分と同じだと思ってはいけない。
今日は「楽しみなお知らせ」をいただいた。
部下の結婚式の招待状。
すでに入籍はしていて、生活も一緒に始めている。
「結婚式は?」
「どうしようか悩んでいます。別にあげなくてもいいし・・・」
「いや、ご両親のためにあげなさい。自分の娘の花嫁姿は見たいものよ」
「親も別にいいと言っています」
「それは、気を使っているだけだから。結婚式って自分のためにするものじゃないのよ」
あれから数カ月。
「結婚式あげますので、出席してください」
何だか私が嬉しくなっちゃう。
結婚式は2月。
上司として着物で出席するか、会社の仲間としてカメラマンになるか悩む。
花嫁姿って、誰でもとても綺麗。
容姿だけじゃなくて、心からの喜びが体中にあふれている。
それを撮影するのはとても楽しい。
だって、綺麗なんだもの。
一生に一度の記録。
残してあげたいなと思う。
たまには、
ごちそうをいただいてもいいかも。
上品なカメラウーマンが、
いいでしょうか。
やっぱり、花嫁さん、
一番に撮ってやってください。
それから、お食事のテーブルフォトがんばります(笑)
晴れの門出を覗かれるなんて
ファインダー、見てません。
画角を決めるだけです。
では、何を見ているか?
それは、ファインダーに写っている、
本物を見ています。
なんて、カッコつけてます。
土門拳さん。
と、いう、写真家が、おられました。
その方、最期は、身体の自由もきかず、
でしたが、どうしても、出かけられて、
撮られた一枚があります。
冬の室生寺。
全て、お弟子さん方が、セッティング。
最後、レリーズだけを押す。
やはり、一瞬。
待って、待って、待って。
何年越しか。
巨匠です。
師匠が師と仰がれている方です。