ひとり気ままに

バツイチ女のひとりごと。離婚した人も、離婚を考えている人も、そしてこれから結婚する人も、「気ままな話」を聞いてください。

昔の富士登山

2010-08-07 11:46:50 | 旅行記
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今年も無事に富士登山を終了しましたが、私の中には、「昔の人と同じように富士登山をしたい」という思いがありました。

そこで、富士吉田の浅間神社から、先日スタートにした富士スバルライン五合目(五合五勺)まで歩くことにしました。


朝の6時に富士吉田の浅間さんにおまいりをして出発。
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ゴールデンウィークに桜の写真を撮りに行った中ノ茶屋は、車でいける馬返しまでの中間点。
ここまで1時間歩いた。車で来れば10分ぐらいだろうか。
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次は大石茶屋まで。と歩いた。
中ノ茶屋は建物があるので、大石茶屋もあるものだと思っていたら、歩いても歩いても建物がない。
途中に、たくさんの石碑があるところがあった。
通り過ぎてから地図を見てわかった。
大石茶屋は「建物跡」となっている。
石碑の隣に廃屋があった。
あそこだったのだ。

8時過ぎに馬返しに着いた。
たくさんの車が置いてある。
みんなもう登っているのだろうか。
ここからが本当の登山になる。
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一合目までは15分。と書いてあるが、なかなか着かない。
馬返しまでの道はハイキング、馬返しから登山になった。
やっと着いた一合目には、大日如来を祀る鈴原神社がある。
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記録上では、戦国時代からあったようである。
富士山の神である浅間大神は仏教でいう大日如来にあたることを登山する人に知らしめるために、ここに安置し、一合目としたそうだ。

上り坂がきつい。
何度も何度もくじけそうになりながら歩くと、1本の木が目に入った。
「ご神木みたい」
しかし、その気の横には、明るい色の女性物の服が2枚干してある。
誰かが住んでいるのか?

横を見ると、これは鳥居のあと、とすると・・・
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やっと二合目に着いた。
せみの声がやけにうるさい。
空は澄みぬけるほど青い。
江戸時代はここから先は女人禁制だった。
ここには御室浅間神社跡がある。
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現在は、河口湖町の里宮に移されていて、拝殿が形だけ残っている。
神社の前に立つと、わさわさと上のほうで気配がする。
気味が悪い。
しかし、よく聞くと聞き覚えのある音・・・ねずみだ。
何か落ち着かない感じがする。
木にかかっていたのは、服ではなく布だった。
これ、デジャブ・・・。

三合目に向かって歩き出す。
着いた!!と思ったら、林道を横切るためのくいだった。
足が動かない。一人の弱さを感じる。
やっとの思いで着いた。
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ここには3軒の御茶屋があった。
朝、浅間神社を出発すると、ここがお昼になったようである。
今の時間、9時40分。お茶の時間だった。

次は、標高2010mの4合目
道がだんだん石畳になってきた。このほうが歩きやすい。
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山小屋が見えた。
ここは四合五勺「御座石浅間神社」
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昔はこの岩の上に、浅間明神と日本武尊(やまとたけるのみこと)の祠が祭られていたそうだ。
また、戦国時代には「女性禅定(にょしょうぜんじょう)の追立」の場とされていた。
江戸時代になると、二合目以上が女人禁制となった。

「五合目まではもう少しですよ」登山者の方に励まされる。
石畳を登ると、また林道に出る。
少し林道を歩き、また山の中に・・・

しばらくすると、今でも営業をしている、5合目の山小屋に出た。
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山小屋の前を横切ると、懐かしい風景が目に入る。
先週もこの風景を眺めている。

ここから、頂上に向かう道と、五合五勺の小御岳神社のある、富士スバルライン五合目に分かれる。
栃木から来たいうおじさんは頂上に向かった。
私は、富士スバルライン五合目に向かう。

11時30分、人がごった返す富士スバルライン五合目に到着。
お昼を食べてからバスで下山しようと思ったが、バス停に行くとすでに人が並んでいる。
バスは7月~8月は1時間に1本出ている。

先にバスのチケットを購入する。
河口湖駅まで1500円。

バスは11時55分。そのまま列に並んだ。
観光客で道も大渋滞。
この時期、駐車場の規制もしている。
観光バスも次から次へと入ってくる。
そのため、路線バスは10分遅れだった。

浅間神社から、頂上まで。
日は違えど達成できたことに大満足。
次は、1泊2日で下から歩くのも良いかなと考える。
しかし、山小屋は6月ごろで予約がいっぱいになるらしい。

一人で歩くのは、やっぱり寂しい。
みんなで励ましあって登っていく。それも楽に登山できるひとつだと思う。















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