ひとり気ままに

バツイチ女のひとりごと。離婚した人も、離婚を考えている人も、そしてこれから結婚する人も、「気ままな話」を聞いてください。

ふたりめの母

2004-08-04 07:08:36 | ブログ
結婚すると新しい両親が出来る。どうしても実家の両親と比較してしまう。同居していればなおさらのこと。

実家の母はフルタイムで働き、家事も育児も完璧ではないものの、しっかりこなしていた。車の運転も出来たため、自分の行きたいところには自分で行き、行動もすばやかった。

夫の母は「サラリーマンの妻」であった。何でも「お父さんに聞いて」と自分で物事を決められない人だった。
買い物も、義父の機嫌を見ながら、車を出してもらい出かけていった。どこかへひとりで出かけることも無く、家事をこなしていた。

母親とは質問したら、答えまたはヒントを与えてくれ、素早い判断をし行動的な人だと思っていた。そして、それが子供や家庭を守ることだと思っていたし、夫婦は対等な立場であると思っていた。
だからそこまで「お義父さんについていきます」的な考えには驚いた。専業主婦の考え方なのだろうか?と

不幸は訪れた。義父が定年目前で舌ガンになり、手術した。頼る立場から、頼られる立場になり、オロオロするばかり。そこで次に頼ってきたのは私たち夫婦にである。親子なんだから当然かもしれないが。義父の退院。私たちとの別居。そして義父の死。と短い時間で物事がすぎた。

1番びっくりしたことは、義父の四十九日の法要の朝、前夫は急性腸炎になり、私は病院でばたばたしていた。これでは法要に出られないと義母に電話したところ「遅くなってもいいから来てちょうだい。何やっていいのか判らないから」と言われた。親族だけの法要である。事情を話せば、問題ないはず。
苦しがる前夫を病院に残し、法要へ向かうと「来てくれて良かった。何も判らないの」と義妹と笑っていた。
生きている息子のことは心配じゃないの?

私たちの離婚。そして前夫の死亡。ショックで何も言えない私に「私何もいらないから、荷物処分してくれない?私どうしたらいいか判らないから」の言葉。私、片づけましたよ。彼の大切にしていたバイクや車、そして物置の部品の数々、それに部屋の服や本、家具に至るまで。もう関わりたくないと思いながら。

今でも時々「手紙届いてます。取りに来てください」と留守電が入っています。そして会うと必ず「いつでも遊びに来てね」と言われます。社交辞令だとは思いますが・・・

私は自分の食べる分ぐらいは働いていないと不安です。なぜなら人は信用できないから。どんなに愛している人でさえも・・・


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