時の宝箱

大切な思い出一杯の時間を宝箱にしまいながら綴る、ドタバタ主婦のつぶやき日記。

お誕生日

2006年11月17日 | 日々のこと

長女の7歳の誕生日。

7年前、緊急の帝王切開で無事にあなたの産声を聞いたとき、やっと会えたという嬉しさと無事に生まれた嬉しさとで涙がこぼれた。
母さんはあなたが無事に生まれてくる事だけを祈って頑張っていた。
でも、お父さんはあなたと母さんの2人の命の心配をしてずっと陣痛で苦しむ母さんの腰をさすり続け傍にいてくれた。
帝王切開になったことで更に心配をかけたんだよ。

看護婦さんが撮ってくれた1枚の写真。
生まれてすぐのあなたを腕に抱き優しそうに微笑むお父さんの顔。
母さんはこの写真がとても好き。
「生まれてきてくれてありがとう。」そんな父さんの声が聞こえてくるような写真。
小さなあなたの笑顔はみんなの心を丸く温かくしてくれた。

あの日からもう7年。大きくなったね。
大きな怪我も病気もせずに元気に育ってくれてありがとう。
私をお母さんにしてくれてありがとう。

お誕生日のプレゼントと一緒に7歳の娘に伝えた言葉。

生まれてきてくれてありがとう。
母さんはどんなことがあっても守ってあげる。
毎日を大切に、とげとげの心じゃなくてまん丸な心で過ごそうね。
笑顔には笑顔が、悲しい顔には悲しい顔が。。。
あたたかい言葉にはあたたかい言葉が、冷たい言葉には冷たい言葉が。。。かえってくるんだよ。
絶対ではないけれどとても大事なこと。
忘れないでね。
お誕生日おめでとう。。。

そしてこれは母さん自身にも言い聞かせた言葉。
最近、つわりで身体がしんどくてあまり抱きしめてあげられなかったから寂しい思いをさせてしまったこと、小学校に入ってから色々気持ちの切り替えができなかったり、疲れがたまったりで笑顔が減っていることが母さんは心配。
母さんの心がとげとげしてしまっているからだね。。。
母さんの笑顔が減っているからだね、きっと。
あなたに伝えることでいつも気づかされる事が沢山ある。
ありがとう。。。
今日で私もお母ちゃん年齢7歳。お母ちゃんも笑顔で頑張らねば。


ずーっと、ずっと大好きだよ。。。

2006年11月15日 | 

11月9日。キンちゃんがお星様になって2年が過ぎた。。。
早いなぁ。。。
キンちゃんを亡くしてしばらくは、毎日、何をしていても涙がこぼれていた。。。
涙っていくらでもでてくるんだって思ったっけ。。。

猫部屋で日向ぼっこしている猫たちを見ているといつも気持ちよさそうにくーちゃんと寄り添って毛づくろいをしていた姿を思い出す。
ぬくぬく、ポカポカになってビロ~ンてのびてたなぁ。。。

病気になって私と一緒に寝るようになってからは、毎晩私の顔にほほ寄せて寝ていたね。。。「キンちゃん、いい子、いい子。大好きだよ~」って言うとゴロゴロ喉をならしていたね。。。

一月ほど前、長女のこくごの教科書を見ていたら去年のクリスマスに次女が選んだ絵本が載っていた。
「ずーっと、ずっと大好きだよ」という話。
大好きな犬との別れのお話。
言葉に出して「大好きだよ」って伝える事がとても大事だって事が書いてある。
どんなに大好きだと思っていても、言葉に出さなくても伝わっているなんて思ってはいけない。
「大好きだよ」という言葉に込めた思いと温かな響きを伝えることがどれだけ大切かを知ってほしいという思いで書かれた本だと思う。

長女は毎日ぶぅちゃんを抱っこして「ぶぅちゃん、大好き」と繰り返し話している。ぶぅちゃんは少しビクビクしながらだけど、その言葉に耳を傾けている。
思いは伝わっているよね。。。ぶぅちゃん。


猫部屋の猫たちに、そしてキンちゃんのお気に入りの場所に向かって、私も語りかける。。。キンちゃんずっと大好きだよ。。。って。
キンちゃん聞こえているかな。。。