熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

梅原猛さん逝く

2019-01-14 18:40:43 | Weblog
日本古代史への大胆な仮説や「森の文化」の復権を唱え、日本文化や現代文明の在り方を問い続けてきた哲学者で文化勲章受章者、国際日本文化研究センター顧問の梅原猛さんが、肺炎のため京都市の自宅で亡くなりました。

梅原さんは私が尊敬する人の一人で、多くの著作を読ませていただき、人生を歩むうえで道しるべとなった恩人です。

梅原猛さんの語録は以下の通りです。

「脳死を死と決めつけて臓器移植をすることは著しく自然の法を曲げるものであると思う」


「(九条の会の発起人に名を連ねたことについて)政治の流れがうんと右に行っているので、歯止めとして9条を守る必要があるという意思表示をしたかった。私は日本の憲法や9条には、国家絶対主義を克服する『超近代』の理想が含まれていると思う」

全く同感です。


「(1944年12月の名古屋大空襲の経験について)私が入るはずの防空壕に爆弾が直撃して大勢の中学生が座ったまま死にました。死骸が吹き飛ばされて屋根の鉄骨の上に引っかかっているのを見て、深く戦争を憎みました」

戦争体験がない人が勝手なことを言っていますが、戦争の本当の悲惨さが分からないのは恐ろしいことですね。



(東京電力福島第1原発事故を受けて)「我々人類が原発なしでいかに生きていけるか、それが問われる事態になった。目をそらしてはいけない。今からでも遅くはない。むやみにエネルギーを使わない文明を考えないとあかん」

原発事故の恐ろしさを見ている人達がなぜ反対の声を上げて戦わないのか。




「日本思想には将来の人類が必要とする原理が隠されていると考え研究を始めたが、理解するには約50年が必要だった。作家は80歳を過ぎると新しいことを書けないというが、私は90歳を過ぎても新しい研究を続けていく」

生涯現役、私のお手本です。



「日本文化の原理は『草木国土悉皆成仏(そうもくこくどしっかいじょうぶつ)』。草も木も生きものだという人類の原初的考え方だ。人間中心の傲慢な文明が近代文明。近代哲学はその文明を基礎づけた。そんな人間中心主義を批判しないといけない。こういうことを語らねばならないと思ったのは東日本大震災後だ」

これからの世界には、哲学者が必要です。

功利主義の走る人ばかりでは、早晩行き詰ります。






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