熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

ミステリーの巨匠旅立つ

2018-03-18 23:14:26 | Weblog
名探偵・浅見光彦シリーズで有名な人気作家、内田康夫さんが13日、敗血症のため東京都内で死去しました。

83歳です。

名探偵・浅見光彦シリーズの他に、信濃のコロンボシリーズ(83年の「戸隠伝説殺人事件」など)、岡部警部シリーズ(82年の「『萩原朔太郎』の亡霊」など)、歴史小説「地の日 天の海」(08年)など数多くの作品を残しています。

内田康男さんは、旅情ミステリーの第一人者と言われ、ユーモアから歴史ロマン、社会性まで含む幅広い作風で知られています。

「明日香の皇子」(84年)、「江田島殺人事件」(88年)、戦争小説「靖国への帰還」(07年)などでは反戦、自由を訴え現代社会への警鐘を鳴らしていました。

私も内田康男さんの作品が好きでよく読んでいます。

内田さんの作品は、ミステリー小説といっても謎解きだけを楽しむのではなく、歴史や地方の風習等が丁寧に描かれていて、読み応えのある作品が多いですね。

十分な事前調査を行っていることが作品に表現されていて、これが作品に深みを与えているのでしょう。

惜しい人を亡くしました。

ご冥福をお祈りいたします。









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