☆愛猫ココノスケ親ばか日記♪

約15年間家族の心を支え続けたキジネコ
ココ嬢の声はもう聞こえないけど
飼い主が思い出を綴ります

近ごろのジラゴン 棄星編

2022年08月29日 | 近ごろのゴジラ


   copyright © mike-boy

ここ数年、コロナ騒ぎ、異常気象からの災害、最早「戦争」状態になっている国と
過去最悪というデータが出る事柄が多すぎますね。
でも、これは急に一度に来たわけではなくて、
徐々に徐々に、人類が知らず知らずのうちにどこかでお互いにねじれ状態のところがだんだんとほころびて来た結果が今出てるような気がします。
このままじゃいけないからこうしましょう、と意見を述べる人たちの声を無視し続けて来た結果が、こうなった一因と見ています。

毎年8月は戦争についての著作物や映画などを見直し考えているのですが、
今年は現実の戦争を(メディアで)観てしまっているので精神的にキツイのです。
そこでもっと大きく捉えた本をもう一度読み返しました。
その本は・・・↓


手塚治虫先生の『●二十一世紀の君たちへ ガラスの地球を救え』
(1989年4月初版 光文社)
この本は手塚さんの遺言のような内容だと思います。
まだ20世紀だった当時から、先生はこの地球の行く先を心配なさっていました。
その一部分が
「・・・つまり、人間なんて、地球の歴史上では新参者もいいところということです。それがどういうわけか、いまやわが物顔で、“万物の霊長”と自賛しつつ、欲望のおもむくままに自然を破壊し、動物たちを殺戮しつづけています」と、始めの方にあります。
そして後の方で
「科学の進歩は喜ばしいことだが(中略)・・・それによって多くの生命、人命が失われたことも忘れるわけにはいきません。人間の“善”が、常に“悪”より一歩だけでも先んじていてほしいものです」と望みを述べておられます。
手塚さんは今のこの現状をご覧になって、どう思われるか・・・胸が痛みます。

手塚作品の中に、実はこのようなメッセージがあちこちに込められているのです。
そのことも書かれていますし、戦争中の体験(学徒動員の時に敵の爆弾がすぐ脇を掠めて行った話など)も詳しく書かれています。

今年の8月は、戦争だけでなく人間の仕業が地球にもたらす悲劇をより一層感じる月となりました。
地球は瀕死の状態です。だからと言って「じゃあ、火星に移住して住もう」と簡単には言えない。
(宇宙関係者は火星探査機とか水が存在したとか言ってるけど)
まだまだ美しい自然が残る地球を捨てるわけには行かないと思います。



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2 コメント

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Unknown (leelin)
2022-08-30 14:54:22
こんにちわ

とても奥深いお話で考えさせられます。
おっしゃるように地球が年年ひどくなってきてますね。
でもその原因を作ったのは我々なので、一刻も早く良い方向へ向かわせないと、神様がほんとに怒ってノアの洪水みたいになってしまうかも。
手塚治虫先生は大ファンで昔、講演会を聞きに行ったことがあります。
人間愛を感じる壮大なテーマで手塚漫画に中毒になってたこと折ります
とても貴重な本をお持ちですね。
いいなァ、読んでみたいです。

手塚先生があの世で怒って血圧上がらないように、早く美しい地球取り戻さなきゃと、今日の日記をよませていただき、真剣に思います。
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leelinさん、こんにちは (ココの母)
2022-08-30 17:08:02
コメントをありがとうございます。
読んで頂いて嬉しいです。
こういう話題を敬遠する方もいるかも、と思いつつも
常々心配でならないことなので、ブログに載せることで
自分自身の精神状態も少し落ち着くかも、と思っています。
(本当の意味での解決にはなりませんけどね)

leelinさんも手塚ファンでらっしゃるのですか!
えー?講演会へ行かれたのですか、羨ましい!!

今、例の国の「プ」の付くお方が、地球の健全化とは全く真逆の方向のことをしている事実に焦燥感を覚えます・・・
マンガの3コマ目までのことが起こると、環境問題が後回しになることも恐れています。
ひとりではどうしようもないですが・・・

あ、この本はこちらでは公共図書館に置いてありました。
そちらにもあるといいのですが。
leelinさんにも読んで頂きたいなぁ。
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