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おうち映画(海外)を5本

2019年02月20日 | 映画(海外)

 

 

 

「追憶の森」
原題 THE SEA OF TREES
2015年 アメリカ
【シネフィルWOWOW】 

自殺の名所として知られる青木ヶ原樹海を舞台に、自殺するために遥々アメリカからやってきたアメリカ人男性・アーサー(マシュー・マコノヒー)が、そこで出会った日本人男性・タクミ(渡辺謙)との交流を通じて、自殺を思いとどまり人生を見つめ直し再生していく姿を描きます

自殺を考えるにおいて、アーサーに比べてタクミの動機が弱く、何となく違和感もあり…
樹海の中で、男性二人がサバイバルをしながら本音を晒して語り合う、それだけのドラマですが終盤は敷かれていた伏線が次々と収束されていき静かな感動に包まれました 

青木ヶ原樹海の神秘的ともいえる美しさ、そして美しさの陰にある禍々しさも見逃せません

 

 

 

 

「バッド・シード」
原題 MAUVAISES HERBES
英題 BAD SEED
2018年 フランス、ベルギー
【Netflix】 

あるスーパーの駐車場で詐欺行為を働く老女(カトリーヌ・ドヌーヴ)と青年(ケイロン)
二人は義理の親子で、二人だけが知る辛い過去があるようです
ある日、いつものように詐欺行為をしていると、引っかかったのは老女の古くからの知り合いの男性で、彼が、問題児で学校に通えないような子供たちに居場所を提供し、更生させる施設を経営していることがわかります
たまたま施設に教師がいなくなってしまったことを知った老女は、詐欺で暮らしていても将来は無いと考え、義理の息子を雇ってもらえないかお願いします
教師の資格もない詐欺師の青年に先生が務まるのでしょうか…
周囲の大人を信用できず斜に構えていた生徒たちですが、真正面からぶつかってくる青年に次第に心を開いていきます-もっとも、始めのうちはお金を渡して施設に来るよう頼んでいたのですが-
青年と生徒たちの交流にジーンときたりします
タフだけれど繊細な役どころを自然体で演じるドヌーヴも良かったです
Netflix製作なのであまり知られていないようですが、意外に心に沁みる拾い物作品でした

 

 

 

 

「ロブスター」
原題 THE LOBSTER
2015年 ギリシャ、フランス、アイルランド、オランダ、イギリス
【Netflix】 

独身者は身柄を拘束されてホテルに送り込まれ、そこで45日以内にパートナーを見つけなければ、動物に変えられて森に放たれるという近未来
デビッド(コリン・ファレル)もホテルに送られますが、そこで狂気の日常を目の当たりにし、独り者たちが隠れ住む森へと逃げ出します
そこで恋に落ちるデビッドでしたが、それは独り者たちのルールに反する行為でした 

コリン・ファレルは私の中ではイマイチの俳優さん
何故か印象が薄く、どんな役を演じても誰かに似ているとしか思えません
そんな理由もあってか、人間の尊厳を失わない為に行動を起こした主人公は凄いとは思いましたが、期待したほどではありませんでした
脇役のベン・ウィショーをデビッド役に据えたほうが良かったような…というのは私の個人的な趣味ですケド 

タイトルの「ロブスター」は動物に変えられるなら何がよいかと問われたデビッドの答えです

 

 

 

「20センチュリー・ウーマン」
原題 20TH CENTURY WOMEN
2016年 アメリカ
【ムービープラス】 

1979年のサンタバーバラを舞台に、15歳になる息子、ジェイミー(ルーカス・ジェイド・ズマン)の教育に悩むシングルマザー、ドロシア(アネット・ベニング)を取り巻く人々の特別な夏を描きます
自分と微妙にズレている母の思いを上手く受け止められないジェイミーをズマンが上手く表現しています
ドロシアに頼まれてジェイミーの相談相手になるルームシェアで暮らす写真家のアビー(グレタ・カーウィグ)とジェイミーの幼馴染、ジュリー(エル・ファニング)
この二人に色々と教えてもらったジェイミーはきっと優しく思いやりのある大人になるのだろうと思っていましたが、エピローグで語られる登場人物のその後で、確認がとれて嬉しくなりました 

世代間の齟齬はあれど母と息子の絆は強かったのです

アネット・ベニングが素敵です♪

 

 

 

 

「ラビリンス 魔王の迷宮」
原題 LABYRINTH
1986年 アメリカ
【BSプレミアム】 

魔王に誘拐された弟を探しに出た15歳の少女、サラの冒険を描くファンタジー

魔王役のデヴィッド・ボウィ見たさに観賞
サラ役のジェニファー・コネリーも可愛らしかったです

人間としての出演はこの二人とサラの弟と両親のみ
以外はほとんどマペットで演じられています

制作年代から、ある程度の安っぽさを感じてしまうのは仕方のないこと
そんなのも、ほのぼのとしていて良いかと思いました

ストーリーは格別波乱に富んでいるわけでもなく結末も明らかな子供向け内容ですが、それなり楽しめました 

結局、魔王はサラに振られてしまったんですね…
切なそうな表情をみせるデヴィッド・ボウィ、素敵~♪ 

リメイクされるとか?
観てみたいものです

 


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2 コメント

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Unknown (latifa)
2019-02-21 09:45:17
「20センチュリー・ウーマン」
こにさんも、割と最近ご覧になっていたのですねー♪

たしか、こにさんにも息子さんがいらっしゃったと記憶しており(違っていたらごめんなさい)
ご自分と重なる部分も少なからずあったのではないでしょうか^^
latifaさん (こに)
2019-02-21 10:35:10
息子、います^^
もうすぐ31歳、昨年やっと結婚しました^m^

latifaさんの仰るように、彼が中学生~高校生の頃を思い出しながら観ました。家庭環境は大きく違いますが、母親の悩みはよ~く分りましたねぇ。

マイク・ミルズ監督のお母さん、素晴らしい方だったのですね!

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