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乃南アサ「幸福な朝食」

2019年10月10日 | な行の作家
新潮文庫
1996年10月 発行
2012年 1月 36刷
解説・長谷部史親
300頁

東京近郊に住む女子高生・沼田志穂子
幼い頃から美少女で有名で、性格が災いし親しい友人はいませんでしたが、女優になるという大きな夢を持っていた志穂子はそれを寂しいとも思わず、逆に普通にお嫁さんになることが夢という同級生たちを心の中で見下していました
ところが高校3年生になった時、たまたま彼女にそっくりな顔の柳沢マリ子という18歳の娘がテレビに顔を出したかと思うと瞬く間にスターにのし上がります
先を越されたと焦りを覚えるものの、マリ子がスターになれたのなら自分だってという気持ちが強かった志穂子は臆することなく高校卒業と同時に東京へ出ます
しかし、既出のスターと顔がそっくりでは芸能界では活路は開けず、時は流れマリ子が着実に大女優への道を歩む一方で志穂子は人形遣いに転じたまま34歳になっていました


ミステリー形式を踏まえた志穂子の戦いの物語を濃密に描いています
角田光代さんの「坂の途中の家」ほどではありませんが、濃くて重くて読後の疲れは半端ないし、タイトルから想像したものとは全く違う内容で辛く悲しかったです
けれど読書をしたという満足感でお腹いっぱい!
これがデビュー作とは全くもって驚きです!

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