太極・無極

宇宙を意味する「太極・無極」のなかに、「人」は生きています。限りある「人生」を有意義に生き抜いていきたい。

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デジカメの保存形式

2007-03-09 18:08:06 | ビジネス
デジカメの保存形式

① JPEG形式
* 静止画データーの圧縮、伸長機能がある。ただ、同じ画像を何度も出し入れすると
 画像が劣化する。

 ECONOMY
NORMAL
FINE
S-FINE

② BMP形式
* 異なる相補間でデータのやり取りが可能。画質が綺麗で劣化しない。容量が大きい。
そのため、保存すると、すぐいっぱいになってしまう。

③ TIFF形式
*異なるOS間でデータのやりとり可能。

④GIF形式
* メール送信に適している。

④ PICT形式
*マックで使用。

サイズの違い
JPEG形式で保存すると、ツールバーで表示される90%とか100%とかほぼ原寸に近い%で表示される。
BMP形式で保存した画像は、15%とか25%になる。その画像を100%で表示すると、画面から、はみだして表示されてしまう。

MOディスク
 230MBや128MB、640MBなどがある。
 フロッピィーは、1.44MBなので、容量の違いが大きい。

マイコンピューター
 ハードディスク・アイコン 右クリック
 プロパティ

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ワープロからの変換方法

2007-03-07 08:18:19 | ビジネス
ワープロからの変換方法

ワープロ専用機で作成した文章を、パソコンのWordに変換することができます。
特別なソフトは、不用です。以下のような手順です。

① 新しいフロッピーを、MS-DOSフォーマット(初期化)して用意する。

② ワープロ専用機にこれまで保存していたフロッピーの文章をタイトル分ひとつづつよびだす。

③ フロッピーをMS-DOSにフォーマットしたフロッピーと入れ替え、このとき、ファイル名の拡張子を半角文字で「.TXT」(テキスト形式)と必ず変更し、文章をコピーする。

④ パソコンを起動させ、フロッピードライブにそのコピーしたフロッピーを挿入する。

⑤ 「Microsoft Word」のアイコンをクリックしてたちあげ、「ファイルを開く」をクリック。

⑥ 「マイコンピューター」でフロッピーのある場所3.5インチFDを確認し、クリック。

⑦ 「ファイルの種類(T)」で、「TXTファイル」を指定し、ファイル名を選んで「開く(O)」をクリックすると、ヂィスプレイに文章が表示される。


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弱者の心理,成功型への秘訣、企業に生きる人へ、地位と成功

2007-03-06 14:58:39 | ビジネス
(参考文献)

第5章弱者の心理
「補償」--身体的精神的に劣っていることを意識するとそれを補おうとする行動
  ↓
欲求不満--その補償が十分になされない時
  ↓
① 攻撃
② 代償行動=やつあたり
③ 反動形成=からいばり
④ 合理化=いつわりの理論によるカムフラージュ
⑤ 抑圧=くさいものにふた
⑥ 白実夢=空想の世界
⑦ 退行=若いころは、、、(過去の世界)
⑧ 投影=自分の自我と他人の自我を同一視
⑨ 摂取=自己拡大し、億位にある他人を同一視する

以上は、防御規制=マヤカシの解決、=現実逃避、失敗

第6章成功型への秘訣
・ネガティビズム⇒ポジティビズム(失敗志向型から成功志向型)
・ 先入主観を捨てる
・ 劣等感からの解放
① 身体的原因に根ざす劣等感について
② 同一視を避ける
・ ありのままの自分を素直に受け入れる
・ プラスジェスチャーの効用--背伸びはダメ
   ↓
   補償のエネルギー源
「行動する勇気」--良い計画を実行する気概=勇気が逃げればすべてののものが
 逃げていく
・ 恐怖に打ち勝つ
・ 不適切な自己像を取り除く
・ 他人を励ます手法について=自己尊重の欲求⇒ことば

第7章企業に生きる人へ
・ 会社は、通過社会ではない=閉鎖社会
・ 集団の約束するもの---①金銭的報酬②心理的報酬
・ 低い適応のレベルで満足しない
・ 正当に評価されたい
・ 極端な悲観は、おかしい
・ 上役=悪役ばかりではない
・ 学閥、閨閥、派閥
・ 2~3年先輩~~~2~3年後輩⇒同僚について
 「対立、競争」ではなく、「協力」として

第8章
地位=成功ではない
・ 経営者=人生を平凡生きることを拒否してきた人
・ 忠誠心
① 昆虫型=ありきたりの人間(70%) 競争場外の人
② 競争型=このひとにビジネスの世界は握られている
③ 彫刻型=現世支配的ではなく自己完成的        競争場里の人
 =自己実現的な生き方の結果⇒地位
  ※現世支配的欲求と同時に、自己彫刻的

35歳---精神的分水嶺
① 地位志向的な生き方をしない
② 第2人生の設計---専門家として生きる
③ 会社と私生活の区分—現世的には後退

・ 地位は、有る場合成功を意味せず、失敗のあらわれでもありえる。
・ 自己を投与できる価値ある目標から人生の新の成功と幸福が得られる。
 しかし、その目標を得るむつかしさ。
「志あるものは、事ついに成る」

・ アンドレ モロア 「始めに行動があった」岩波
・ マクスウエル マルツ 「幸福への挑戦」---サイコサイバティックス
・ W.B.ウルフ 「どうしたら幸福になれるか」
・ バートランド ラッセル 「幸福論」
・ 斎藤 美津子「話ことばの科学」

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第33回(最終回) 幸せなキャリアを歩む

2007-02-07 18:31:32 | ビジネス
(参考文献)

第33回(最終回) 幸せなキャリアを歩むための心・技・体受け入れつつ、
流されすぎない「心」を持つ。

状況に合わせ、自分を順応・適応させていく「技」をつかむ。
集中力をもって仕事に望める健康な「体」を維持する。

最終回の今回は、僕が考える「幸せなキャリア」を導くための方法を体系化してお届けします。

メディアなどではよく「勝ち組」「負け組」という対比がなされています。
しかし、本コラムの第1回目のテーマは、「負けず組」を目指しましょう、でした。誰かを出し抜く、誰かより劣るという考え方ではなく、納得いく喜びの源泉を自分の中に常に持って、心と対話しながら自分のキャリアをその状況に柔らかくアジャストしていく。
これこそが、「負けず組」を目指す上での基本的なマインドセットです。

そんな「心」の持ちようがあって、現状や未来へ順応していくための「技」があり、「心」と「技」を継続させていくための健康な「体」がある。そして僕は、この「心・技・体」をきれいに円循環させていくことが「幸せなキャリア」を歩んでいく方法だということを、本コラムを通じてお伝えしてきたつもりです。では、最後にあらためて「心・技・体」のまとめをしておきます。

○「心」
受け入れつつ、流されすぎない。あるがままを受け入れて、それを楽しめる心を持つことです。「幸せなキャリアを導くWill・Must・Canのマネジメント」(第2回)、「計画された偶発性」(第11回)などでその解説をしています。
常に自分のやりたいことを意識して、その可能性を高め続ける。今はやりたいことが見つかっていなくても、いつかは見つかると信じて、起こった偶然をすべてポジティブに受け入れていくのです。「いつもニコニコおだやかに」。そんな心の持ちようが大切だと思います。

○「技」
心が発する指令を、状況に合わせてじょうずに順応・適応させていく技術です。「キャリア・メンターをつくろう」(第15回)から「選ばれるエントリーシートの書き方」(第22回)にわたって解説しています。
これらはテクニックですから、誰でも頑張って学べば習得できるものといえます。このちょっとした「技」の習得が、いざというときに「心」をサポートしてくるでしょう。
ただし、「技」はあくまでも「心」をサポートするために身につけるものであるという順番を間違えてはいけません。

○「体」
体はいろいろなサインを私たちが気づかないうちに発してくれています。いつも自分の体と対話しながら、集中力をもって仕事に望める健康な体を維持しておきましょう。「転職すべき理由とタイミング」(第14回)、「仕事を楽しむための体調管理」(第31回)で、そのための考え方や手法を解説しています。
常に「Listen to your body」を心がけてください。
これまでに提唱されてきた多くのキャリア論の根底には、どちらかというと「自己主張する」「戦いを挑み、勝ち残る」「人よりも秀でる」という基本思想が流れていたように思います。
しかし、これはごく一部の人しか成功者になれない思想なのではないでしょうか。
僕はそのような勝ち、負けを問うような思想よりももっとソフトでマイルドなキャリア論の方が、私たち日本人には合っていると考えています。

心では「受け入れつつ、流されすぎず」、
技では「状況に合わせて適応する」、
体では「己の体の声を聞く」という説明をしました。

そしてこの「心・技・体」をきれいに円循環させていくための共通するキーワードは、「聞く」ということにほかなりません。

幸せなキャリアを導くためにすべきことは、自己主張することではなく、他者と戦い勝つことでもなく、まずは自分の心や体からの声、また多くの人たちの声を聞き、
その上で「自分とじっくり対話する」ことだと思います。

全33回の「のだみ流・働(はた)楽(らく)論」に最後までお付き合いいただきまして、本当にありがとうございました。
僕が考えるこのキャリア論が、読者のみなさんにとって「幸せなキャリア形成の指針」となれれば幸いです。
さあ「負けず組」で行きましょう

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第28回 仕事を楽しむ達人になろう~その3

2007-02-06 15:08:38 | ビジネス
(参考文献)

第28回 仕事を楽しむ達人になろう~その3
右脳と左脳に働きかけるモチベーションアップ法を考える。

時には自分を追い込んでみる。

脳のスイッチが切り替わる状況を自分で認識しておく。
2週にわたって、仕事を楽しむ達人とは、意義、責任、成果という3つの実感を持って仕事に臨んでいる人であるという話をしてきました。

しかし、たとえ仕事を楽しむ達人になれたとしても、ときにはスランプに陥ったり、気分が乗らないタイミングは訪れるもの。コンスタントに良い仕事をするためには、マイナス・スパイラルにはまってしまう前に、モチベーションダウンしている時間を少しでも短縮する方法を考えておく必要があります。

今回は、その方法について解説していきましょう。
本当に落ち込んでしまったときに、自分で自分に「頑張れ!」と言い聞かせても限界がありますよね。
そんなときには、右脳系と左脳系に働きかける方法の2つがあります。
ここでいう右脳系とは人間の喜怒哀楽などの根源的な感情、左脳系とは論理や理性と考えてください。
僕はもともと、認知と賞賛を求めるタイプ。認められたり褒められたりするとうれしくなって、やる気がどんどん湧いてきます。ですから右脳系に働きかけるパターンとして、シンクタンク勤務時代、次のような装置を自分で用意していました。
それは「私設応援団」です。僕自身が落ち込んでしまったら、すぐにある同僚に会いに行って、必ず褒めてもらうのです(笑)。なんだ、そんなことかと思われるかもしれないですが、自分は右脳系人間だと思われる方はぜひ試してみてください(本連載第15 回「キャリア・メンターをつくろう」参照)。
自分の仕事に意味があると褒められれば誰でもうれしいですよね。ただ、人によってはこれを素直に喜べるタイプとそうではないタイプがありますのでご注意を。

しかし、ときには左脳系に働きかけないとエンジンがかからないこともあります。これも僕が実践していた方法ですが、こんなやり方をしていました。締め切りが迫っているのに、研究レポートを書く気が起こらない。
そんなときには、仕事道具を全部持ち込んで、自分がちょっと痛い出費だと思えるクラスのホテルの部屋を取るのです。仕事が終わらず1日宿泊を伸ばせば、さらにお金は出て行きます。「ここで頑張らなくては無駄な出費がかさむ」という理性が「やらざるを得ない」という気持ちを引き出してくれます。自分を追い込むイベントと言えるでしょう。
少しマゾヒスティックなやり方かもしれませんが、これはとても効果がありました(笑)。

また僕の知り合いの営業マンは、こんな方法をとっていました。どうしても気分が乗らないときは、部下にどんどん営業同行のアポイントを入れさせるのだそうです。部下の手前もありますから、仕事に向かわざるを得なくなります。彼は仕事に取り組むきっかけさえつかめれば、クライアントとコミュニケーションすることによって刺激を受け、モチベーションが上がることを感覚的に知っていたのでしょうね。

さて、仕事のモチベーションを上げるもう少し簡単な方法もお教えしておきましょう。
それは脳のスイッチが切り替わる状況を見つけること。「これをすればやる気がでる」という何かを自分なりにつかんでおくことです。
僕の場合、最初はお酒を飲むことだと思っていたのですが、最近は水の中に入ることで脳のスイッチが切り替わることがわかりました。
プールでもお風呂でも、何でもOKですね(笑)。
いろんな人に聞いてみますと、「散歩」「夜更かしの映画鑑賞」「ジム」「好きな風景を見に行く」「ドライブ」「アロマ」と、人によってスイッチのポイントは千差万別。
ぜひ、自分なりの脳切り替えスイッチを見つけておきましょう。ある意味、このスイッチは「思い込み」かもしれませんが、それで気持ちが切り替わって頑張れるのなら、その「思い込み」はあなたにとってはプラスの「思い込み」です。

「右脳に働きかける」「左脳に働きかける」「脳のスイッチを切り替える」という、大きく3つのモチベーションを取り戻すための方法を解説してきました。

これら以外にも、まだいろいろなやり方があると思います。皆さんの周りに「あの人は、仕事を楽しむ達人だ」と思える同僚や先輩がいるならば、モチベーションをアップするためにどんなことをしているか聞いてみてもいいでしょう。

来週からは、職場でより良い人間関係を築いていくための考え方と方法を解説していきます

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第27回 仕事を楽しむ達人になろう~その2

2007-02-05 20:50:40 | ビジネス
(参考文献)

第27回 仕事を楽しむ達人になろう~その2

どんな仕事も自分ひとりで完結させることはできない。
全体に対する自分の仕事の役割に「責任実感」を見いだす。
自分自身で仕事の目標を定め常に「成果実感」を持つ。

さて、あなたの今の仕事に「意義実感」を見つけることはできそうですか? それが見つかったなら、仕事を楽しむ達人への第二段階、「責任実感」の獲得に進みましょう。
まず、どんな仕事であっても、すべてひとりで最初から最後まで完結できることなどありません。

そういった意味では、社長も社員も一パーツと考えていい。自分に与えられた仕事のアウトプットが、全体にとってどのような反応や変化を生み出しているのか。そこをしっかり自己認知することが、「責任実感」を獲得するための近道です。

これは昔テレビで見たドキュメンタリー番組の話です。スペインのバルセロナに、アントニオ・ガウディが設計し、現在も建設工事が続けられている「サグラダ・ファミリア」という教会があります。ここで親子二代にわたってレンガ積みをしている職人がいました。

テレビのレポーターが彼に聞きます。「なぜあなた方親子はこの仕事を続けているのですか?」。職人は自慢げに答えました。「私たちは世界遺産をつくる仕事をしているのです」と。確かに、レンガ積みの仕事をする人がいなければ、世界遺産「サグラダ・ファミリア」は完成しません。どのような仕事にも存在している「ある部分」は、全体にとって絶対に完結していなければならないものなのです。

本当にやらなくていい仕事なら、もちろんやめたほうがいい。それは、意義も責任も全くない活動ですから。

ですが、今のあなたの仕事はどうでしょう。
会社や職場全体に対してあなたが果たしている役割を今一度じっくり考えてみてください。「無意味だ」「納得いかない」と考えていた仕事でも、全体の中で捉えなおしてみると何らかの重要性が見えてくるのではないでしょうか。

もしもあなたに与えられたその仕事が「それなり」の重要性なのであれば、あなたは会社や職場にとってまだ「それなり」の重要性しかないわけです。しかし、全体の中の「それなり」の仕事に「自分にはこの仕事の結果に個人的な責任がある」という素直な気持ちを持って、それを確実にこなすことが第一歩。これができて初めて、もう一段階上の仕事が見えてくるのだと思います。

そうやって今の仕事に「責任実感」を見いだせたなら、次に必要となるのが「成果実感」です。これは、「自分の仕事がうまくいっているかどうか自己判断できる」という実感を指します。

その実感を持つためには、仕事の処理時間でも量でも質でもいい、自分自身でその仕事に対する目標を決めること。ここでも前回お話したセルフ・リーダーシップの概念が必要とされます。人から与えられた目標が「暗い目標」だとすると、自分で決めた目標は「明るい目標」といえるでしょう。その「明るい目標」のゴールを100ではなくて105くらい、少し厳し目に設定して極限まで頑張って達成する喜びを感じてほしい。

それができれば、より高みを目指そうという成長欲求が生まれてきます。そして、自分を甘やかさないために、何を持って目標が達成できたとするのか紙に書いておく、もしくは口に出して周囲の仲間に伝えておくなどすると効果的です。

さて、2週にわたり、①意義実感(本連載第26 回参照)、②責任実感、③成果実感という、ハックマン&オールダムが提唱している「職務充実理論」を用いて仕事を楽しむ達人になるための解説をしてきました。

この3つの実感を自分の仕事に取り入れることができたなら、あなたはもうセルフ・リーダーシップを持って「仕事を楽しむ達人」になれたといえるでしょう。きっと幸せなキャリアもあなたに寄り添ってきてくれるはずです。

ところで、どんなに優秀な仕事を楽しむ達人でも、落ち込むことはあります。そんなときに、彼らはどうやって自分のモチベーションを高めるのでしょうか。来週は、自分をやる気にさせる「スイッチ」のつくり方を解説していきます。

●Profile
野田 稔 (Minoru NODA)
多摩大学経営情報学部教授/(株)リクルート フェロー。

1981年、野村総合研究所入社。同社にて組織人事分野を中心に多数のプロジェクトマネージャーを勤める。経営コンサルティング一部長を経て、現職。 また、(株)アミューズに所属し、テレビ・ラジオ出演、著作・講演活動等でも活躍中。著書に 『やる気を引き出す成果主義ムダに厳しい成果主義』(青春出版社)、『コミットメントを引き出すマネジメント―社員を本気にさせる7つの法則』(PHP研究所)など多数。多くの企業、組織から研修講師などを務め、年間平均200本ものセッションをこなす人気コンサルタント。日本全国を飛び回る日々は続く。

過去の記事一覧
2006/5/18第一回 「転職負けず組」のススメ
2006/5/25第二回 幸せなキャリアを導く「Will」「Must 」「Can」のマネジメント
2006/6/1第三回 「Can」の棚卸
2006/6/8第四回 「Must」の縮小(前編)
2006/6/15第五回 「Must」の縮小(後編)
2006/6/22第六回 「Will」の発見(前編)
2006/6/30第七回 「Will」の発見(後編)
2006/7/7第八回 私たちはなぜ働くのか?(前編)
2006/7/14第九回 私たちはなぜ働くのか?(後編)
2006/7/21第十回 今いる会社に転職する
2006/7/28第十一回 「計画された偶発性」
2006/8/4第十二回 「計画された偶発性」の実践(前編)
2006/8/11第十三回 「計画された偶発性」の実践(後編)
2006/8/18第十四回 転職すべき理由とタイミング
2006/8/25第十五回 キャリア・メンターをつくろう
2006/9/01第十六回 自分に合った業界の探し方
2006/9/08第十七回 自分に合った会社の調べ方
2006/9/15第十八回 大人の「就活」
2006/9/22第十九回 入社面接の注意点(前編)
2006/9/29第二十回 入社面接の注意点(後編)
2006/10/06第二十一回 「話を聞く力」と「質問する力」
2006/10/13第二十二回 選ばれるエントリーシートの書き方
2006/10/20第二十三回 「欧州流キャリア見聞録」(ドイツ編)
2006/10/27第二十四回 「欧州流キャリア見聞録」(イタリア・ベルギー編)
2006/11/03第二十五回 プロジェッティスタという働き方
2006/11/10第二十六回 仕事を楽しむ達人になろう~その1

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第17回「のだみ流」 自分に合った会社の調べ方

2007-01-18 09:25:27 | ビジネス
(参考文献)

第17回「のだみ流・働(はた)楽(らく)論!」

第17回 自分に合った会社の調べ方まずは当該企業の「2次情報」を集める。

人に会って直接聞く「1次情報」入手の機会をつくる。
会社の雰囲気を知るなら「1.5次情報」を入手する。
自分の適性に合った業界が見つかったなら、次はいよいよ個別企業の選択です。
今回は、後悔しない転職をするための情報収集術と、その活用法を解説していきます。

まず、転職を希望する会社にアプローチする前に入手しておくべき会社情報を3つに分類して説明しておきます。

1)1次情報
転職を希望する会社で実際に働いている人に直接会って得る情報。

2)2次情報
会社案内、会社ホームページ、新聞・雑誌などの記事、求人広告など公になっている情報。

3)1.5次情報
1次情報と2次情報の中間に存在する、プライベートな存在がパブリックに向かって発信した情報。例えば、ブログや掲示板などの書き込みなど。
では、それぞれの情報をどうやって集め、それをどう活用していくかを説明していきましょう。

1)1次情報
「その会社に知り合いがいない」という人も多いでしょう。しかし、あきらめてはいけません。
アメリカでよく語られるネットワーク理論では、7人の知り合いをたぐっていけば大統領に会えるといいます。
「あの会社に知り合いはいませんか?」と、友人や知人に声をかけてみましょう。
ここで注意すべきことは「1次情報」とは、ある個人の主観で語られる情報ですから、偏っている可能性があります。
できるものなら複数の人と会って話す機会をつくることをオススメします。

2)2次情報
3つの情報の中で一番入手しやすい情報です。
それゆえに、ただ集めるだけでは意味がありません。
ここから自分で何を考えるかで「2次情報」の価値はまったく変わっていきます。
つまり、同じ情報に触れても、それを受け取る人が何を考えるかによって差が出るということです。
例えばその会社の社員、クライアントの立場になって、取扱商品、主要取引先、関連会社、財務情報、国内や海外の拠点などの情報を読み込んでみましょう。
きっと直接会社の人に会ったとき、面接に臨んだときに質問したくなるような疑問が浮かんでくるのではないでしょうか。
「2次情報」の活用で一番大切なのは、自分なりに問題点を発見したり、仮説を生み出していくことなのです。
この際、ひとりで考えるのではなく、友人や知人に協力してもらいながら、ディスカッション形式で2次情報を分析していくと良いでしょう。

3)1.5次情報
インターネットのブログや掲示板などで、個人が個人の資格で発信する会社情報、つまり会社の広報を通っていない会社情報を、ここでは1.5次情報と呼びます。
これは数年前まではなかなか入手することが難しかった情報ですね。
会社の社風や雰囲気などを知るための情報源として活用すると良いと思います。
ただし、ここでも注意が必要なのは1.5次情報を鵜呑みにしないということ。
例えば、人がブログに書き込みを行う動機は、怒りであることが多くあります。
その一方的な情報だけでは正確な判断はできませんので、慎重に情報と接するようにしましょう。
転職したい会社が見つかったなら、ぜひ今回紹介した3つの情報収集活動をバランスよく実践してみてください。
そして、どの情報に対峙したときにも、一番大切なのは問題意識を持つことです。
僕は「健全な懐疑性」と呼んでいるのですが、「それは本当かな?」と考えてみることで、必ず疑問や仮説が生まれます。
情報収集や面接の過程で、疑問や仮説ををどんどん解消、立証していくことができるのであれば、あなたにとってその会社は転職すべき場所かもしれません。

来週は大人の’就活‘というテーマでお届けします。お楽しみに!

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転職すべき理由とタイミング のだみ流 第14回

2007-01-15 08:00:39 | ビジネス
(参考文献)

「のだみ流・働(はた)楽(らく)論!」第14回

転職すべき理由とタイミング
過重労働だけが辞めたい理由であれば、もう少し頑張る。
精神的ストレスから体に症状が現れたら黄信号。

自分の主義主張に合わない仕事は続けられない。
仕事がきつい、給料が少ない、上司と合わない……などなど、転職したくなる理由は人それぞれ。ほかにもまだたくさんあるでしょう。
今回は、僕が考える転職すべき理由とタイミングの見極め方をお話したいと思います。

僕が教えている大学の卒業生たちからの転職相談で一番多いのは、過重労働でまったく自分の時間がとれないというものです。
しかし、この相談に関して純粋に体がきついだけと判断した場合、僕は「もうちょっと頑張ってみろ」とアドバイスしています。

これは仕事に没頭できている時期であるとも考えられます。僕もシンクタンクに勤務していた頃は、激務で毎日深夜に帰るのは当たり前。
会社のエレベーターで移動する時間も仮眠していたくらいですが、この時期にかなり力がついたという実感があります。キャリア形成をしていく中で、没頭体験というのはとても大切なものなのです。

次に、僕が「これは辞め時だ」と判断したケースを2つ紹介します。

(1)大手企業A社に就職したBさんのケース
話を聞いてみると、上司との関係が非常によくない。彼女の上司は元トップセールスの女性で、「頑張れば必ず成果はついてくる、成果が出ないのは頑張りが足りないからだ」というマネジメントスタイル。
もちろん、本人は一所懸命頑張っているんですが、ずっとそう言われ続けているうちに、だんだんと自分は本当にダメかもしれないと思うように……。週に2日しっかり休めていたようですから、過重労働が理由ではなく、精神的なストレスから体を壊してしまっていた。それを薄々知りながら、会社側もなかなか改善しようとしない。
これ以上この会社に居続けるのは、Bさんにとって良くないと判断しました。

(2)小規模広告代理店C社に就職したD君のケース
捨て看板などを主に扱う広告代理店で、電柱など公共物を広告設置場所として利用するため、営業活動上いくつかの違法行為をせざるを得ない。
入社後にこれを知ってしまったD君は、自分の正義感との葛藤に悩み始めます。あげく、会社の愚痴を言わせたくないという理由で、社員同士で飲みに行くことを禁ずるという社内ルールが。それも2回見つかったら解雇だという。
会社の考え方自体が、D君の正義感や生活信条と真っ向からずれているわけです。これはもう、続けるのは無理だなと判断しました。

仕事がいくらきつくとも、会社と自分との関係性や、仕事をする上で社内の人間関係が良ければ、僕は転職するのをいったんは引き止めるでしょう。
しかし、精神的に参ってしまう仕事、自分の主義主張に反する仕事を続けていると、いつか必ず体が悲鳴をあげます。

例えば、胃を悪くしたり、発疹がでるなど体に症状が出てきたら、僕は「まず1週間休め」とアドバイスします。「会社に迷惑をかけますから、それは無理です」と、みんな言いますが、それは勝手にそう思い込んでいるだけです。仮に、体調不良の理由をしっかり説明して、それでも制度的に休ませてくれないような会社であれば、「すぐに辞めるべき」だと思います。いずれにせよ、健全な体がないと仕事は継続できません。心や体からのサインを見過ごさないようにしてください。

来週は、今回登場したBさん、D君にとっての僕のような「メンター」を社内外に持つことのメリットを解説していきます。

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第13回 「計画された偶発性」の実践(後編)青山を歩け

2007-01-14 11:13:27 | ビジネス
(参考文献)

のだみ流・働(はた)楽(らく)論!第13回

第13回 「計画された偶発性」の実践(後編)
絶世の美女と付き合いたいなら、青山を歩け。

偶然が起こりやすい時間帯や場所を予測しよう。
過去よりも未来を大切にする。

「絶世の美女と付き合いたいなら、青山を歩け」。
これは、美人の彼女が欲しい欲しいと言いながらも、暇な時間があればパチンコ店に通っている友人に対して僕が呈した苦言です。もちろん冗談半分ですが(笑)。
でも、みなさんも考えてみてください。パチンコ店の中よりも、東京・青山のほうが絶世の美女と出会える確率が高いと思いませんか?

当然、絶世の美女と出会えたとしても、お付き合いが始まるわけではありません。しかし、出会いの数をふやすことで、お付き合いできる可能性は高まります。
つまりに、起きてほしい偶然が起こりやすい時間帯や場所を予測して、行動することが大切であるということ。これも「計画された偶発性」の上手な活用方法なのです。

男女関係の話はこれくらいにしまして、ここからが今回の本番です。
ある行動によって希望の職場での仕事を手にした若者のケースを紹介しましょう。
雑誌の編集者になりたかったA君のケースです。
そもそも雑誌編集の求人自体とても少ないですし、中途採用の場合は実務経験者を求める場合がほとんど。
それを知っていた未経験者A君は正攻法では難しいと判断し、こんな行動を開始しました。
自分が希望している雑誌社の近くにある居酒屋に通い、編集者との出会いを辛抱強く待ったのです。
結果、A君は編集者と飲み友達になり、自分の熱意を一所懸命に伝え、アルバイトからのスタートですが、その雑誌社にもぐりこむことに成功しました。
起こってほしい偶然を力ずくで呼び寄せた好例と言えますね。

しかし、残念ながら多くの人々は無意識に「計画された偶発性」を遠ざける行動をとっているようです。「将来はこの方向に進みたい」という夢があるのに、現状の忙しさなどを理由に変化のない毎日を漫然と過ごしている。
これでは、宝くじを買っていないのに大当たりを期待しているようなものです。

夢を持ったときの選択肢は2つあります。ひとつは夢を大切に育むこと。
もうひとつはなにもせず放置すること。
夢を育んだ人には、必ず夢の恩返しがあります。仮に実現しなくても、再び新しい夢が必ず訪れる。夢を育むという行為が身体に染みついて、それが自分の夢を形にする技術となっていきます。
だから、夢を見つけた人は恐れずにそこに近づくような行動をとるべきなのです。雑誌編集の仕事を手にしたA君のように。

「計画された偶発性」、“Planned Happenstance Theory”がアメリカで一世を風靡した理由として、それまでの確定的なキャリア論に対する反省がありました。

例えばトップクラスの弁護士になりたいなら、難易度の高いロースクールに入って、このくらいの成績をとっていないとダメ。その後、メジャーの法律事務所に入所できたとしても、これくらいで出世しないとダメ。そんな確定理論で考えられていました。

これを裏返していくと、「いつまでにこれをやって、あれをやって」と考えざるを得ない。そして、もしも計画通りにいかなかった場合の精神的なショックはとても大きい。その結果、トップクラスの弁護士になりたいという夢はいっきに遠のいていく。
さらに自分をダメな人間だと思い込んでしまう。これが確定的キャリア論の弊害です。

しかし、クランボルツ教授は、数百人のビジネスパーソンのキャリアを分析した結果、「キャリアの80%は予期しない偶然の出来事によって形成されている」という興味深い結論を導き出しました。
ひとつの夢がついえたからといって、人生がそこで終わるわけではありません。夢を育んだ人には、再び新しい夢が必ず訪れるのですから。次の夢を見つけて、望ましい偶然を呼び寄せるための新しい行動をしていけばいいのです。

「計画された偶発性」は、過去の結果よりも将来の可能性を信じて生きて行きたい人には力強い指針になると思います。さあ、今日からぜひ、望ましい偶然をどんどん呼び込むための行動をしていきましょう!

来週は「転職すべきか否か」の見極め方について解説していきます。

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「計画された偶発性」の実践(前編)

2007-01-13 09:03:08 | ビジネス
(参考文献)

第12回「のだみ流・働(はた)楽(らく)論!」第12回

「計画された偶発性」の実践(前編)

「未来は不確実」という前提をもつ。
ある程度ドリフト(漂流)してもいい。
「美点凝視」で経験を積み重ねる。

クリントン元米国大統領の令嬢がスタンフォード大学に入学したとき、彼女はマスコミの取材に対して自分は大学で何をどのようなタイミングで学び、それを将来のキャリアにどう生かすのか、きっぱりと、そして事細かに述べたそうです。

前回ご紹介したスタンフォード大学のクランボルツ教授は、この話を聞いて呆れてしまったと言います。大学生活が始まる前から、将来こうあらねばならないという確定論で自分を縛りつけてしまうと、将来、計画通りにいかず自分を責め、悩み、新たな可能性の芽を自ら摘んでしまうことが大いにありえるのだと。

「計画された偶発性」、“Planned Happenstance Theory”を提唱するクランボルツ教授からしてみれば、将来のことなどわからなくて当たり前なのであるから、まずは押し寄せてくる予期せぬ偶然に対して、柔軟に対応していく姿勢を持つべきだということなのでしょう。

僕自身もそうだったのですが、幸せなキャリアとは、ある程度ドリフト(漂流)しながら築き上げていっていいのだと思っています。特に現代は、私たちを取り巻くさまざまな環境がものすごいスピードで変化していますし、自分自身も時間とともに変化していきます。
「早い時期に将来の設計図を描き、その実現に向けて計画的にキャリアを積み上げていくことが成功への道である」というキャリア論が多く語られています。これはもちろんすばらしいアプローチだと思います。

しかし、僕自身はこの考え方に違和感があります。もっと柔軟に偶然を楽しみ、かつ利用してみる。その結果として、納得のいくキャリアが出来上がっていたということもあると思うのです。

ただし、漫然と流されてはいけません。意図的にドリフトしてほしいのです。

意図的にドリフトするとは、前回ご紹介したように自分にとって望ましい偶然が起こりやすい環境に自分をおいて、そこで起こった偶然をチャンスと考え、行動するということです。些細な不満で転職を繰り返したり、条件面だけを追い求めて仕事を転々とするドリフトではありません。このようなドリフトを繰り返しても、なかなか幸せなキャリアは築けないでしょう。

そして、意図的なドリフトの結果として自分に起こった偶然を生かすためにはポイントがあります。それは「美点凝視」。つまり、その仕事のプラス面をしっかりと凝視して、それをとことん追及するということです。よく「目先にとらわれるな」といいますが、僕は「目先を大切にしろ」と言いたい。目先を大切にし続けた蓄積が、あなたのキャリアを形成していくのです。

今の仕事、あるいは新しい仕事の美点は何か?まず、それを自分なりに考え、その一点を凝視してみてください。きっと仕事への取り組み方が変わってくると思います。

そんな気持ちをもって目先の仕事を頑張ってみましょう。余談ですが、この「美点凝視」は部下の育成や上司との人間関係をスムーズにする上でも、とても役に立つ考え方だと思います。

来週は上手に偶然を呼び込み、やりたい仕事を手に入れたケーススタディを紹介します。
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第11回 「計画された偶発性」人生は予期できない偶然の連続でつくられる。

2007-01-12 14:56:37 | ビジネス
(参考文献)

のだみ流・働(はた)楽(らく)論!

第11回 「計画された偶発性」人生は予期できない偶然の連続でつくられる。

偶然をコントロールするという発想を持つ。
自分がやりたいことはどんどんアウトプットする。
たとえば今から10日後。あなたの目の前で何が起きるか、確実に予測できる人などいないでしょう。
人生のほとんどは、予期することのできない偶然の連続によってできあがっていくものだと言えます。

ここでみなさんも考えてほしいのですが、今の仕事との出合いにはどんな経緯があったでしょうか? 
手に取った転職情報誌に広告が掲載されていた、検索サイトから会社情報を発見した、学生時代に始めたバイトの延長線上でこの会社に入社した……。
きっといろんな出合いのケースがあるかと思います。

逆に言えば、もしもあの時に転職情報誌を手にしなかったら、検索サイトを使わなかったら、学生時代にほかのバイトをしていたら……、みなさんは今の仕事をしていなかったもしれないのです。

スタンフォード大学のジョン・クランボルツ教授は、数百人のビジネスパーソンのキャリアを分析した結果、「キャリアの80%は予期しない偶然の出来事によって形成されている」という興味深い結論を導き出しました。

そしてクランボルツ教授は、「人生を確実に予測しながら進むことは難しいが、自分にとって望ましい偶然を呼び込みやすくすることはできる」と考えたのです。

これがクランボルツ教授の提唱している“Planned Happenstance Theory”であり、「計画された偶発性」を利用して、幸せなキャリアを導こうという理論です。

例えば、サッカーが大好きで将来はそれに携わる仕事をしたいと考えている人がいたとします。「自分はサッカーが好きなんだ!」と、周りの人に自分の興味を伝えるだけでも偶然を呼び込む確率は上がるでしょう。
「なんだそんなことか」と思われるかもしれませんが、この話を頭の片隅に留めていた周囲の人が「あいつはサッカーが好きなのか。そういえば、自分の知り合いがサッカー雑誌の記者を探していたな」と、彼に仕事を紹介してくれるかもしれません。

これは「計画された偶発性」を自分でプロデュースしたことになります。本コラム第7回でもお伝えしましたが、僕自身が現在大学で教鞭をとり、テレビでコメンテーターなどの仕事をしているのも、まさに「計画的な偶発性」によるところが大きいのです。

そもそも、人間は人間に対して反応できるから人間。そういった意味で、みなさんもたくさんのチャンスに恵まれるようにたくさんアウトプットをすべきだし、逆に誰かの「計画された偶発性」の実現に協力していく可能性もあるのです。

せっかくの一度きりの人生です。偶然に操られるのではなく、自分にプラスとなる偶然にたくさん出合えるよう、自分の行動や発言を見直してみましょう。

来週は「計画された偶発性」を実践で生かすためのコツについて解説していきます。


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「仕事の報酬」のいろいろ

2007-01-07 09:15:18 | ビジネス
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「仕事の報酬」のいろいろ

「今の仕事は給料が安くて…」と不満をもらしたくなるときはある。
しかし、仕事の報酬はカネだけではない。
今の自分の仕事について、8つの尺度から報酬を考えてみよう。

仕事が自分に与えてくれるものは何だろう?

ビジネスパーソンは、会社で仕事をし、その報酬によって生活を成り立たせている。
「報酬」という言葉を辞書で調べてみると「労働に対する謝礼のお金や品物」と出てくる。確かに、報酬の第一義は勤労に対する報い、お礼、ごほうびのカネやモノである。
しかし、仕事が、それを成し遂げた者に対して与えてくれるのは、
そうした目に見えるものだけではなさそうだ。

仕事を成し遂げることによって、私たちは能力も上がるし、充実感も得る。
それと同時に、いろいろな人とのネットワークも広がる。
そして、また次のいい仕事チャンスを得ることにもつながる。
そう考えると、仕事の報酬には、目に見えないさまざまなものもありそうだ。
以下で、仕事の報酬にどのようなものがあるか考えてみよう。

1 【金銭】
金銭的な報酬としては、給料、ボーナスがある。
会社によってはストックオプションという株の購入権利もある。
働く者にとって、カネは生活するために不可欠なものであり、
報酬として最重要なもののひとつだろう。

2 【職位】
いい仕事をすれば、会社組織の中では、それ相応の職位や立場が与えられる。
職位が上がれば、自動的に仕事の権限が増し、仕事の範囲や自由度が広がるだろうし、
昇給もあるので結果的には金銭報酬にも反映される。
また、きわだった仕事成果を出せば、表彰されたり、名誉を与えられる。

3 【人脈】
ひとつの仕事を終えた後には、一緒に協力し合った社内外の人たちの
ネットワークができる。現在のビジネス社会では、たいていの仕事は、
自分単独でできない場合が多いので、こうした人のネットワークは財産になる。
目に見えない報酬を考えよう

さて金銭や職位、人脈といった報酬は、自分の外側にあって
目に見えやすいものである。
しかし、報酬には目に見えにくい、自分の内面に蓄積されるものも
あるのでそれを見逃してはいけない。

4 【能力】
仕事は「学習の場」でもある。ひとつの仕事を達成するには、
実に多くのことを学ばなくてはならない。しかし、達成の後には、
能力を高めた自分ができあがる。会社とは、給料をもらいながら
能力を身につけられるのだから、実にありがたい場所なのかもしれない。

5 【成長】
いい仕事をして自分を振り返ると「ああ、大人になったな」「一皮むけたな」と
いう精神的成長を感じることができる。
その仕事が困難であればあるほど、感動や充実感も大きくなる。
こうした気持ちに値段がつけられるわけではないが、大変貴重なものである。

6 【信頼】
「あの人の仕事ぶりには定評がある」「あの人に任せれば安心」といった
社内外からの信頼・評判は得がたいものである。
他者から注目され、信頼される人材になることは大きな財産、武器になる。

7 【安心】
人はこの世で何もしていないと不安になる。人は、社会と何らかの形で
つながり、帰属し、貢献をしたいと願うものである。
アメリカの心理学者アブラハム・マズローは、このあたりを
「社会的欲求」という言葉で表現している。
仕事をする――たとえそれがよい成果をもたらしても、
もたらさなくても――人は、仕事をすること自体で安心感を得るものなのである。

8 【機会】
さて、仕事の報酬として上の7つを挙げてきたが、
もうひとつ忘れてはならない報酬がある。
それは「機会(チャンス)」だ。機会という報酬は、
上の2~6番目の報酬が組み合わさって生まれ出てくるものだ。
機会は非常に大事である。なぜなら、次のいい仕事を得れば、
またそこからさまざまな報酬が得られるからである。
報酬として1番目のカネは大事かもしれない。
しかし、カネのみあっても、次のいい仕事チャンスを“買う”ことはできない。
そうした意味で、機会という報酬は、未来の自分をつくってくれる元手なのだ。

さて、8つの報酬はいかがだったろうか。「給料が安い!」と今の仕事に不満がある場合は多いが、職選びはカネ以外の報酬のこともよくよく考慮に入れて考えるべきだろう。給料は多少安くとも、自分を成長させてくれ、次のチャンスをいろいろ与えてくれる仕事もあるからだ。自分の仕事の報酬について、一度、高いところから冷静に見てみよう。

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第9回 私たちはなぜ働くのか?(後編)

2007-01-04 08:59:25 | ビジネス
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のだみ流・働(はた)楽(らく)論 第9回

第9回 私たちはなぜ働くのか?(後編)

自分の心理状態によって仕事への意欲は変わる。

ある女性秘書の悩みの原因は?

傍(はた)を楽にするために働く。
アメリカの心理学者ハックマンとオルダムが提唱している考え方に「職務充実理論」というものがあります。これは、人々が仕事に取り組む際の意欲を高めるためには、特に以下の3つの心理的状態が重要であるというものです。

(1) 意義実感→「自分は価値のある重要な仕事をしている」という実感
(2) 責任実感→「自分にはこの仕事の結果に個人的な責任がある」という実感
(3) 成果実感→「自分の仕事がうまくいっているかどうか自己判断できる」という実感

やりがいのある仕事を自分自身でやり遂げられ、そしてその成果が実感できる。
確かに、そんな素敵な働き方なら誰もがしてみたいですよね。
現在、読者のみなさんが携わっている仕事に照らし合わせて考えてみるとどうでしょう。上記の3つの心理状態がうまく得られているでしょうか?

さて、先日ある大手企業の社長秘書である女性Aさんとお話をする機会がありました。役職は課長補佐、給与もなかなか、僕が考えるに高待遇といえるでしょう。
でも、彼女は今の仕事をもう辞めたいと言うのです。例えばどんな仕事をしているのか、聞いてみました。

ある日の夕方、社内の事業部長が「社長に今日どうしても話したいことがある」とAさんに取次ぎを依頼します。Aさんは社長のスケジュールを見て今日は無理だと判断。
その旨を伝えたのですが、事業部長は引き下がりません。社長自身にそれとなく聞いてみると「それは明日でもいい」と言う。

再度、今日は難しいと伝えると、事業部長曰く「では、社長室で待たせてもらう」と。どうしてもらちが明かず、20時になったところでAさんは「本日は私がもう退社せねばなりませんので」と、事業部長に宣言。この判断と行動によって、やっと彼も今日のアポイントメントをあきらめたのだそうです。

「こんな電話番のような仕事に価値が見いだせないのです」とAさんは言います。しかし、僕がこの話を聞いた時に思ったのは、Aさん誰も傷つけることなく難局を乗り切ったということ。これは、マネジメントグルー(=組織の接着剤)としての重要な役割を果たしているということにほかなりません。そのことが把握できていれば、Aさんはこの仕事にもっと価値を見いだせたのではないでしょうか。

このケーススタディを通して僕が何をみなさんにお伝えしたいかというと、自分の働きが及ぼしている影響力をもっと広くイメージしてみましょうということ。
昔から、「傍(ハタ)を楽(ラク)にするから、働くのだ」と言いますよね。仕事に仕えるのではなく、“ハタラクのため” に働く。

そう考えていくと、あなたが今携わっている仕事も冒頭で説明した「職務充実理論」の3つの心理状態に近づいていく可能性があるわけです。
逆に、その状態に近づいていく自分をどうしてもイメージできないなら、真剣に転職活動に取り組むべきではないでしょうか。

私たちはなぜ働くのか? 
僕はこう考えます。自分自身が成長し続けるため、社会を維持していくため、そして仕事を通じて誰かを楽にするために、私たちは働くのだと思うのです。みなさんはいかがでしょうか?

さて、次回からのテーマは「今いる会社に転職する」です。
「どういうこと?」と感じる方が多いかもしれませんが、仕事で深い充実感を得るステップとしてきっと役立つ考え方だと思います。どうぞお楽しみに

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突き抜ける

2006-12-23 11:04:22 | ビジネス
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突き抜ける

 以前のメルマガで、全国数千人の営業スタッフから、最優秀な営業スタッフの
 共通項を調査した話をしました

 結果は、「人が真似できるような共通項はない」でした。
 当初は共通項を明確にして、教育プログラムを作ろうと考えたわけです。
 ですが、実現しなかった。
 皆さん、なぜだと思いますか?

 話は変わりますが、先日ある私の大好きな会社の社内コーチ養成勉強会に
 オブザーバーとして参加させていただくことがありました。
 『世の中、社内コーチを養成する時代に入ったんだなぁ』と嬉しくて
 ワクワクしながら参加させていただきました。
 ところが、どっこいです。 

 参加している30代の男性社員の方が私にこそっと言いました。
 「勉強会に呼ばれたから、しかたなく来てるんですね」

 そして、私に何か質問はないですか?と聞くと、

 「実は、部下のビジョンを引き出そうとするんですけど、うまくいかないんです。
  どうしたらいいですか?」

 私はすかさず、
 「あなたには、この会社でどんなビジョンを持っているのですか?」
 「何を実現したいのですか?」
 「なぜこの仕事をしているのですか?」
  と立て続けに聞きました。
 私の質問攻めに圧倒され、その男性社員は“うぐっ”と口を閉ざしました。

 私は続いていいました。
 「コーチの側に、ビジョンや情熱がなくて、なぜ相手のビジョンを引き出せるの
  ですか? きっとあなたにもビジョンはあるはずですよ。それを
  引き出さないとコーチングどころじゃないですよ」

 その後、その男性社員の方は、勉強会への参加姿勢が変わり、目から意志が伝わ
 ってきました。

 
 さて、ここで最初の話に戻りますが、最優秀営業スタッフは人に真似ができない
 共通項があったのです。
  
 それは、その人のビジョン、情熱、志、そういったものでした。

 『一流になる人』と『一人前にはなるが一流にならない人』との違いを
 聞いたことがあります。
  一人前で終わる人は、言われたことを要領よくこなすのに長けている。
 一流になる人は、要領は悪いが、自分の信じた道を頑としてでも続ける。

 一流になる人は、どこか突き抜けています。 
 常識で測れない、人に教えることのできない“何か”を持っています。
  哲学という学問は、元来教えることのできない学問です。
  もしこれを教え得ると考える人があったとしたなら、その人は哲学の教師では
  あっても、真の哲学者ではないのです。
 森信三さんの言葉を思い出します。
 世の中の枠組みにははまる為に、力を費やすよりも、私は自分で枠組みを作ること
 に力をかけたい。

 そう思い出してから、上司への不平・不満などどうでもよくなって、
 上司の枠を越えていくことができました。 
             “突き抜ける”、
 そうすれば、セコイ、狭いことに煩わされなくなって、自分の力をどんどん発揮
 できるようになるのです。


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のだみ流・働(はた)楽(らく)論! 第8回

2006-12-08 09:44:38 | ビジネス
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「のだみ流・働(はた)楽(らく)論!」第8回

第8回 私たちはなぜ働くのか?(前編)

「なぜ働くのか?」と悩むのは当たり前。

成長し続けるために働く。
社会を維持するために働く。
ここまで、幸せなキャリアを導く「Can」「Must」「Will」のマネジメント手法を説明してきました。しかしキャリアデザイン以前に、私たちには解決しておくべき問題が存在しています。

「そもそも私たちはなぜ働くのか?」。今回からこの根源的ともいえる疑問を紐解いていきましょう。
ちなみに、みなさまは「なぜ働くのですか?」という質問に対して、どのように答えるでしょうか?

近代に目を向けてみると、まず第二次世界大戦敗戦後の日本には国土復興という国民全員に突きつけられた大きな目標がありました。そして1960年、池田勇人内閣の下で国民所得倍増計画が策定されます。国民が一丸となって一所懸命働くことで、国民総生産を倍増する。そうやって自分たちの生活水準を上げ、素晴らしい世の中をつくろうというムーブメントです。「白黒テレビ」「洗濯機」「冷蔵庫」が三種の神器と呼ばれ、これらの家電を購入することが働くうえでの大きなモチベーションとなりました。

国から与えられる「豊かになろう!」という動機づけと時代背景のおかげで、国民の多くが、働くことへの疑問をさほど感じなかったのだと思います。そして正社員として働き始めれば、終身雇用という長期的安定が約束されていたわけです。僕はある面、この時代の会社員はとても幸せだったと思います。

そして現代、日本は世界第二位の経済大国に成長し、大いなる物質的豊かさを手に入れました。社会環境も様変わりし、日給1万円稼げるアルバイトがあったり、最悪の場合には国の生活保護制度も準備されている。人類史上稀にみる必死で働かなくても食べていける国の誕生です。そうなると、みんなお金や生活の安定のために働かなくてもいいんだと感じ始めます。その変化の中で「なぜ働くのか?」という根源的な疑問が生じてきたわけです。

そういった意味で、僕は昭和の頃と比べて今はとても大変な時代だと思います。働くという行為に対して、自らが新しいモチベーションを設定していかなければならないわけですから。

人生や社会と向き合い、その答えを探し出すのは簡単なことではありません。僕はこう思うのです。今の時代、「なぜ働くのか?」と悩むことは当たり前であると。だから、悩む自分を卑下しないでください。むしろ肯定していいのです。ここが幸せなキャリアと出合うためのスタートです。

地球上の生物の中で、人間だけが一生学び続けることができる動物であるといわれています。私たちは常に「成長し続けたいから働くのだ」と考えてみませんか。もうひとつ、人間は個体のままだとすぐに死んでしまう動物なのだそうです。社会というバックグラウンドがあって、私たちは初めて生き続けることができる。

だから、私たちは常に「社会を維持するために働くのだ」と考えてみませんか。そのうえで、仕事を楽しめる自分をつくることができればいい。まずはそんな意識改革から始めてみましょう。


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