生後２５１日 おばあちゃんのアイドル

昨日は、両親と娘とわたしで、老人ホームへ入所中の祖母に会いに行ってきた。

８６歳になる祖母は認知症が進んできていて、また以前よりも介護度が上がってきてはいるが、今のところ病気もせずにいけている。
娘には１度会ったことがあり、その時は、何度も娘の名前を呼んだり、抱っこしたりと喜んでいた。

娘に会うのは多分４カ月ぶりくらいだろうか。
施設に行くと、共有スペースの椅子に座っている祖母を発見。みんなで近づき声をかけると、とっても喜んで今にも泣きそうだった。でも涙はいつも出ない。

そして娘をみると抱っこしたがったので、ゆっくりと抱かせた。ただ、祖母はやせ細っていて力もだいぶ弱まっているので、娘を落とさないようフォロー。

娘と祖母とのツーショットを見た職員さんが、「（娘の）お肉を分けてもらえばいいのにね」なんて冗談を言って笑わせてくれた。確かに、娘はちょっとプクプクしすぎているので、祖母にお肉をおすそ分けするくらいでちょうどいいかも。

娘も特に泣くこともなく、おとなしくしていた。

共有スペースでわいわいやっていたら、他のおばあちゃんも二人くらい、娘めがけてやってきて、「かわいいな～」と言ってくれ、娘のプクプクな腕やらをさわったり、娘を見て微笑んでずっとそばにいた。

おばあちゃんのアイドルと化した娘。
普段、老人の方に接する機会はそんなにないが、泣くこともなく、アイドルとして赤ちゃんっぽい行動をとり、おばあちゃん方に癒しを与え、いい仕事をしていた。

祖母は、わたしのことをいつも「みきこ」と呼ぶ。実際はみきこではないのだが。
一応、昨日も「わたしの名前は？」と聞いてみたら、やはり「みきこ」と言われた。まあよい。
娘の名前はどうやら覚えているらしい。ふしぎなもんだ。

なにはともあれ、祖母に娘を会わせることができたので良かった。


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