年上男児と戯れる

先日、とあることで親戚が集まることがあった。
私のいとこも来ていたが、10年以上ぶりに会った。で、そのいとこには2歳になる息子がいて、その子も来ていた。

娘とはちょうど1歳ちがいなのだが、歩きもスムーズだし、走るし、しゃべるし、完璧な幼児。
まだ幼児歴の浅い娘をいつも見ているので、すごくお兄さんに見えた。
そして、うちの娘も1年後にはこうなるんだなあと思いながら彼の行動を眺めていたが、まあ元気。

ウルトラマンや仮面ライダーが好きらしく、その変身ポーズを短い手足で一生懸命に「タアッ‼︎」とか言いながらやっている。 また、自分の母や父に対して、攻撃していたりもしていた。

いやー、男の子って大変。アグレッシブ過ぎる。

そんな2歳児の存在が、娘にとっても珍しく、また頼もしく思ったのか、彼に近づく娘。
普段、子育て広場なんかで遊ぶ時は、他の子とは遊ぼうとかしないのに。

また、2歳児も、娘の存在が珍しいのか、絡んでくる。頭を撫でてくれたり、おもちゃを渡してくれてりなんかして、お兄ちゃんぽいことをしていた。

そんな感じで、次第に距離を縮めていく二人。
大人たちが昼食を食べる時になると、先に食べ終わった彼ら、なぜか二人で、それぞれのスピードでテーブルの周りを走り回り始めた。
最初は娘が2歳児を追いかける感じで始まっていたが、2歳児のスピードたるや、まあ速い速い。娘、何度も周回遅れを経験するが、そんなことおかまいなく、両手を上下に動かしながら、「キャー‼︎」という、今まで聞いたことのないような悲鳴をあげながら、それはもう楽しそうに歩き回っている。

うちの父と遊ぶ時も楽しそうで大きな声を出すのだが、それの上をいっている。
やはり、子供は子供が好きらしい。

ただ、互いに走り回るという、謎の遊びに二人ともどハマりし、20分くらい続けて、大人たちは、それをニヤニヤしながら見ていた。

その翌日にも、同じく、親戚で同じ場所に集合したが、その日もただただ走り回り、笑い転げていた二人。

娘が他の子と楽しそうに遊ぶ姿を見たのは初めてだったので、なかなか楽しかった。

これからも、また友達と仲良く遊べるようになってほしい。



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