点ノ記

青森県青森市在住。日々あったことを若干適当に書いています。月10回更新します。

おしゃべりモフルン

2016年06月08日 18時45分12秒 | 日記
仕事の山を登りきっても不眠症がなかなか治らないのは、日中コーヒー飲みすぎているからか。とりあえずこれまで残業が続いて家族にもいろいろ苦労をかけたので、なんらかの形で還元しないといけないなと思い、まずは娘に先日おもちゃを買ってあげた。「魔法使いプリキュア」の主人公が大事にしている喋るくまのぬいぐるみ、「モフルン」。

アニメでは、モフルンの首元に宝石(リンクルストーン)を設置すると、特別な力が働いて主人公はプリキュアに変身する。どんなリンクルストーンを使うかによって、様々な変身の形態があってプリキュアの力も変わるが、おもちゃのモフルンも同様で、いろんな宝石をはめこむことで、ぬいぐるみが喋る内容が変わる。

購入したモフルンには「ダイヤ」のリンクルストーンしか付属されていない。これだけでもいろいろ喋るので十分遊べるが、買ったからには、その他の宝石も試したくなるのが当然の子ども心。後日ちょこちょこと1つ400円するリンクルストーン付きガムを数個買ってしまうこととなった。

この感じ、何かに似ていると思ったらスマホゲームの課金システムだ。ぬいぐるみ本体は全然割高ではないが、遊びつくすためには何かしら追加のお金が必要で、しかもアニメでは様々リンクルストーンが登場するからどうしても射幸心が煽られている感じがする。娘も「トパーズはないの?アメジストは?」とガシガシ聞いてくるから。

さらに、追加購入したリンクルストーンをよく観察するとわかるが、それ自体には音声が出る装置は付いていない。リンクルストーンはいわば「鍵」であって、モフルンに装着したときうまいこと何かが引っかかって最初からモフルンに収録されている音声が解き放たれるだけだ。ドケチたる自分は、これ宝石なくてもうまくやれば他の音を聞けるんじゃない?という思いに駆られないこともない。

だが仮になんとかして他の音声を聞いたとしても、何の意味もない。娘にとっては正真正銘、リンクルストーンを装着したからこそモフルンが喋るわけなのだから。娘に買ってあげたおもちゃで娘の夢を壊してはいけないなと思う。

今後もたぶん、どんどん新しいリンクルストーンが発売になるはずだが、それが恐ろしい。モフルンにはあとどれくらいの、眠った音源が隠されているのだろう。