この間のタレント名鑑で、淳さんを嫌う理由として「最近天狗になっている気がするから」という回答のアンケートがあったが、淳さんは最初からずっと天狗だと思う。もし謙虚だったら、ロンブーの番組は全部面白くなくなっちゃわないでしょうか。
五所川原のエルム「ラーメン街道」に新店舗が三店オープンし、その中に自分が愛して止まない横浜家系ラーメンを出す店があったので、一切悩むことなく突撃した。
名前は「武蔵家」と言って、吉祥寺で繁盛している店だとのこと。
昨年青森市にある唯一の正規家系「山下家」がつぶれてしまったので、最近はとりあえず、「十兵衛」というこってり系のラーメンを食べていた。ここもとてもおいしくて大好きなんだけど、根本的に「家系」のラーメンではないからやはり物足りなかった。食べに行くとなると、だいぶわくわくした。
現地に着くとやはり行列が出来てて、うち一つのつけ麺の店は信じられないくらい長い行列になってた（一時間待ち？）。それに比べたら武蔵家は大したことはなくてよかったなあ。
一瞬、「まさかこれは武蔵家の行列か？」と思ってぎょっとしたが、次に「いや、ないない」と考え直した。家系は人によって好き嫌いが天と地ほど違う、というのが幸いした。
ていうか青森人はにぼしラーメンが好きすぎる。にぼし以外はラーメンじゃないとまで思っている節はないか？にぼし以外のラーメン屋は、これまでもつくづく長生きできていない。もう少し、俺の好きな「とんこつ醤油」みたいな少数派をも守っていくだけの優しさを持ってほしいと思う。
味はちょいしょっぱめだが井上家(弘前)ほどでなく、麺は平らでやわらかめ。とんこつ臭さは少々、家系家(八戸)や刻乃家(十和田)ほどでない。チャーシューはやわらかめだが、家系家(むつ)ほどではない。全体的に言うと、むつの家系家を上品にしたような感じだった。
このように、突出するような「何か」があったわけではないが、しかしまぎれもなく家系のラーメンだったのでとても感動した。期間限定の出展ということだったので、できればあと一回は食べに行きたい。ていうか、わざわざ五所川原まで行かなくとも市内で家系が食べられるようになってほしいなあ。
～完～