月と花と緑と私

泣いても笑っても同じ一日。

サクラ…

2010-11-27 11:58:27 | 子供…母の本音
道路向かいの お隣さんちのayuちゃんは、娘と同級生でした。


aruちゃんは 夏生まれ、ウチの娘は 冬生まれ。

お隣さんでしたので、当然のように 仲良しで、

毎日のように お互いの家を 行き来し、

保育園も一緒。 小学校も一緒。


オマケに 当時 全校生徒20人足らずの 小さな小学校だったので、

娘を入れて 同級生はたったの5人! 

ayuちゃんは、娘にとって 唯一の女の子友達でした。


学校帰り、二人でランドセルを背負ったままウチの畑のイチゴに直行。

服も口も真っ赤にして モクモクと夕飯食べられない位 食べたり(笑)

毎日畑を 駆け回り、ケンカしたり、仲直りしたり、一緒に育ちました。



中学校、そしてお互い別の高校と進むにつれ、

少しずつ友人関係が 変わっていきましたが

それでも、時々メールのやりとりをしていたようです。


高校卒業後は、ayuちゃんは専門学校に進学 寮生活。

ウチの娘は短大に進学 寮生活。

それぞれの夢に向かって 歩きはじめていました。


キラキラした 19歳の日常。


当たり前の日常。のハズだったのに…






…ayuちゃんが突然亡くなったと連絡がありました。

具合悪くて病院に行き、即入院となり一週間で…だったそうです。


知らせを受け、お隣さんに行きました。


呼び鈴を押しドアを開けると ayuちゃんのママと目が合いました。



…一瞬の沈黙…



切なくて、悲しくて…


…なんだか… 


すごく…申し訳ないキモチになって…


涙を堪えて 頭下げるだけで、ロクに挨拶出来ませんでした。



お線香を上げさせてもらいました。

顔をみせてもらいました。

ayuちゃんのママと、ほんの少し…取り留めのない話をしました。



「本当に…何も出来なかった。」 彼女の言葉が染みました。





帰り道 


もう彼女と以前と同じようには…話せないのかもしれない…と。


どんな理屈で納得しようとしても、決して消えない感情。

きっと、彼女は私の娘を見る度に 自分の娘を想う。


そして、その場に私が居合わせたなら、

…きっと 申し訳なく想うだろう。





子供は ゼッタイ 親より早く逝ってはいけない。

子供は ゼッタイ 幸せにならなくてはいけない。





家に着くと 次男からメールが入った。



「試験落ちたわ。ごめん」



あんたの目の前には 未来がある。

次がある! 頑張れる! 


生きてれば 幸せ 感じられる 




…だから、


だから、頑張りなさい…ネ。







コメント欄閉じてます。 ごめんなさい。


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