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円高好況?

2009-07-27 16:59:25 | Weblog

 今まで私は、「円高になっても、海外旅行が安くなるくらいしかメリットと言える、メリットはないのではないか」と考えていましたが。それは間違いでした。

 例えば、消費者物価が同じでも、輸入価格が安くなる場合、その利益は販売業者に行くのですね。つまり、円高になって、消費者価格が同じとすれば、内需企業は利益が出る。つまり、内需企業はその分、人手を増やしたり、リストラせずに済むようになる、ということで。

 すなわち、円高は内需産業に有利で、外需産業に不利ということになります。

 GDPに占める、「民間最終消費支出」の割合は56.6%で、「総固定資本形成」は18.1%で、「政府最終支出」は23.2%で、「在庫変動」0.6%、「純輸出」は1.6%。

 「輸出対GDP比率」は15.5%、「輸出対GDP比率」は13.4%で、「貿易黒字対GDP比率」は2.4%だから。

 国全体として考えた場合、円高によって損するのは2.4%の分であることが分かりました。しかし、10%の円高で、これがまるまるなくなることは考えられないから。10%円高になると、2.4%×10%=0.24%の分損をするのかな。

 でも、2.4%の分はまるまる、国民所得(国民所得の定義ではない)に回るのだから。

 結局、「円高で日本人は得をする」のでした。

 実際、日本人が今不幸なのは、(本当に不幸かどうかは知らないが。多分違うと思う。そういう気分になっているだけ)円高のせいではなく、海外需要の落ち込みが理由で、輸出が減っていることによるものでしょう。

 多分、円高のせいではない、と思う。

 「当たり前の話」なんだけれどもなあ。こんな事、本当は私みたいな人間が言わなくたって。でも、何で、マスコミには、「円高不況論」が運びっているのでしょうかね。大体、日銀自体もそうであることは、私の知っている事実なので。

 面白い冗談。

 「日本人の経済に関する予測はすべて、『日本経済は破綻する』に続く」みたいな。

 多分、そうなんでしょうね。結論は、決まっている。『日本経済は破綻する』 で。理屈は、後から適当につけているだけである、と。

 何で、日本人はこんなに悲観主義者なのだ? なぜなのか、誰か教えて欲しいと思いました。もちろん、悲観主義者の日本人は慎重で、サブプライム証券には手を出さなかった、故に傷も軽かった(財務省がサブプライム証券に、銀行が、手を出すことを禁止していたらしい)のだが。悲観主義者も、大概にした方が良いと思うのだが。

 「日本人の経済予測は当たらない」「なぜなら、すべての日本経済に関する予測は、『日本経済は破綻する』であるからである」みたいな。

 それも、どうかと思うのですけれどもね。

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