逆説的に言うと。だからこそ、「好景気時に、不況にするための、金利引き上げ政策が必要である」ということになる訳で。
なんか、躁うつ病みたいな。
躁が激しいほど、うつが重くなるから。薬をちゃんと飲みましょう、みたいな。
でも。みんな、躁が楽しいから、日銀(アメリカ連邦銀行?)も、金利引き上げがおくれたり。バブルを早く終わらせようという行為に対して、躊躇したり、するのですね。
よく、「バブルの時に売り抜け」をする人(めざとい人)のことを、批判する人がいますが。でも、そういう人がいるから、こそ、バブルは終わってくれる訳で。もし、その人がいないと、もっと、バブルは長引いたことでしょう。で、それは、不況がもっと、ひどくなることを意味するので、やはり、バブル期に、売り抜ける人は、必要不可欠な人なのです。
実際、世界の最初のバブルは、(オランダの)チューリップバブルなのですが。
みんな、「バブルの経験がなかった」ものだから。珍しい、チューリップ1本が、家一軒分、とかの、値段になった、ようです。つまり、そこまでいくまで、みんな、「これがバブルだとは、気づかなかった」ということで。
で、オランダは、その後、世界の覇権を失ってしまい。一つの時代が終焉した、ということなのでした。
経済にとっては、「バブルは早く気づけば、気づくほど良い」というお話なのでした。
麻薬(タバコ?お酒?)を使うと気持ち良いので。使っている時は、ずっと、使い続けていたくなる誘惑に駆られるけれども。切れた後の禁断症状が怖いので。使う期間は短ければ、短いほど良いというお話なのでした。
まあ。バブルの最中には、「これは正常な経済成長のレベルである」と勘違いしてしまいがち(気分が高揚するから)なのが、問題なのだけれどもね。
まあ、そういう所のお話なのでした。
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