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幸せに暮らしていたら

2012-04-28 17:29:05 | Weblog

 幸せに暮らしていたら、人がすり寄ってきて聞いてきます。「どうしてあなたはそんなに幸せなの?」と。世界を幸福にしようとすれば、自分が幸福になるしか方法はないと思うのだけれども。アフガニスタンに戦争を仕掛けて、自分達も不幸になって、それでどうやって世界を平和にしようというのであろうか。そんな方法では絶対に平和にはならない。世界を平和にしようとすれば、まず自分達の内面を平和にするしか、それ以外の方法はないと思う。それ以外の方法は偽物の方法だと思う。9.11事件が起こっても、放っておけばよかったのではないか。「何もしないこと」それが世界を平和にする唯一の方法ではないのか。9.11事件を起こさないようにする為と称して、戦争を仕掛け、その結果自分達も不幸になり、また再度9.11事件を起こす火種を作ってしまった。悪を滅ぼすためと称して、悪人を殺しても、悪は消えない。悪がますます増加するだけである。9.11事件対応のまずさが理由かどうか議論の余地があるという人もいるかもしれないが。結果として、アメリカの国力は低下し、アジアの時代になろうとしている。さて、果たしてどうしたものか。

 

 イスラム教の国の大抵では、日本は親近感を持たれています。それは多分、日本人がイスラム教を嫌っていないからだと思うけれども。相手に議論を吹っ掛けたとしても、それで相手があなたに対して好意を持ってくれるかと言えばそうでもない。むしろ、議論なんてせずに、そのまま放っておく方が好意を持たれる。アラブのテレビ局のおかげで、アラブでは日本ブームなのだそうだ。そのテレビ番組が言う事によれば。『日本では財布を落としても、交番に届けるので。落とした財布は持ち主の所に戻ってくる。アラブでは、財布を落としたら、拾った人が喜んで自分の物にしてしまう』と。で、その番組のおかげで、日本に留学したいというアラブ人が増えたとか何とか。相手を平和を愛するように変えたいと思えば、自分が平和のうちに生きれば良い。そうすれば、戦争をしている国の人達は、平和に生きている国の人達にすり寄ってきてこういうであろう。『なぜ、あなた達はそんなに幸せなのか?』と。

 

 かたき討ち理論が、正論でも正義でもない事は、ハンムラビ法が今日本で正義になっていないことで分かる。『目には目を。歯には歯を』。『目を傷つけた者は目で償え、歯を傷ついえた者は歯で償え』という意味だそうである。仕返し主義は善行ではあるまい。キリストは言う。『右の頬を叩かれたら、左の頬も差し出しなさい』と。相手が悪魔でも愛してあげるのが本当の神の行いであると思う。

 「悪魔を創造してはならない」と思う。「悪魔なんていない。あなたの空想の中にしか」と。あなたがある人を悪魔と考えれば、その瞬間悪魔は生まれる。あなたが、その行為をただの人の行いであると考えれば、悪魔は生まれない、と。

 欧米人は、ナチスを悪魔の行為のように考えているようであるが。ナチスをそこまで追い込んだ第1次戦勝国の過ちについてもっと非難されるべきだと思う。ナチスを非難しても意味がないと思う。ドイツ人を批判しても意味がないと思う。ナチスをドイツ人をそういう行為をさせる所まで追い込んだ、第1次大戦の戦勝国の間違いについてもっと非難されるべきだと思う。誰も好き好んで悪魔になんかなりたくはないのである。昔、バブルの頃までの日本人もそう言っていた。『不幸な環境に育ったから、彼は、不幸な事件を起こしてしまったのである』と。『だから、犯罪に対して、厳しい処罰をすべきではない』と。被害者の権利よりも、加害者を守ろうという考えが多数派の時代がありました。それが『被害者の権利を大事にしなければならない』とか言い出して、厳罰化の流れが始まってしまった。昔は、『やくざの人でも仲良くしましょう』という考えが主流だったのに。そうではなくなってしまった。悪魔を排除する思考で、世の中が幸福になれるのかどうなのか。多分、日本の経済停滞のせいで、普通の国民が幸福を感じられる状態でなくなった事がそれが起こる背景の原因としてありそうだが。自分達が不幸な時、他人の不幸に思いやれる人は少数である。厳罰化の流れの裏には、日本人が幸福を感じられなくなっているという背景があると思う。

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