そんなに頑張ってばかり

　そんなに頑張ってばかりいられないけど。『北極に行きたい』と思っているのに、『南極に向かっている』のではダメだと思う。
　　　　　　　（２０２２年１月１９日）

　ビルゲイツというより、アマゾンの創業者と言った方が良かったかも知れないけれども。
　「アマゾンの創業者が、働くのと、働かないのとどちらが良いですか」と。
　私も『働かないで良いよ』と言われたい。
　言ってくれないけど。

　『働く能力のある人は働いて』と。
　アマゾンの創業者が認知症になれば、貯金を取り崩すだけの生活になり、資産は減るだろう。そしたら、『世界の資産格差は減少する』かも知れないけれども。
　それは世の中にとっては良い事ではないだろうと思う。

　『みんな働かなかったら』格差は少ないだろうけど。
　世界は貧乏になる、と。

　『貧しかったら幸いだ』というのは、金持ちに『働くな』と言っているのと一緒と思う。

　聖帝王城さんの話は素晴らしいけど。
　「そんなに頑張れない」と思う。
　だけど、「方向性さえあっていれば、そのうち、正解に行きつく」と思う。
　別に、『急いで』何もかもやらないといけないと言う事はなくて。
　「方向性さえ合っていれば」そのうち、正解にたどり着くと思う。
　だからと言って、『北極に行きたい』と言っているのに、『南極に向かっている』のではダメだけど。
　その意味では、聖帝王城さんの言論には意味があると思う。

　『また、分からなくなって来ました』と『神との対話』の作者は言う。
　「分かったぞ」と思って、また、「分からなくなる」。
　それでも、『何も分からなかった』頃よりは、進歩していると思いたい、と。
　科学でも『分かったぞ』と言ったら、また、『分からない事が出て来る』と。
　でも、『何も分からない』頃よりは、進歩していると思う。

　『豊かさは限られているから、奪い合わないといけない』と。
　『豊かさが限りなくあると思えれば』与えられるのに。

　『被害者・加害者』というのがある。
　『私達は被害者だから、何か得る権利がある』と。
　でも、「加害者は被害者で、被害者は加害者で」と思う。
　刑務所に入っている人にも、知的障害のある人や、発達障害のある人が多い、と。
　どちらが、被害者で、どちらが加害者なのだろうかと思う。

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