働きたくて

　働きたくて働いている人って、どれぐらいいるのだろうか、と思う。
　大抵の人は、『自分は働きたくなくて』だけど、『他の人には働いて欲しいと思っている』と。
　「『専業主婦願望』と言う馬鹿女」と思うけど。
　人の希望としては、『自分は働きたくなくて』『他の人には働いて欲しい』と。
　だけど、『専業主婦願望』と女性は言うけど。
　男性としては、『何で、妻は働かないのに、自分は働かないといけないのだ』と思う、と。
　で、実際問題として、『専業主婦願望』という女性は、同じように、『自分も働きたくない』男性としか付き合えなくて、『専業主婦願望』という望みが叶わない事になる、と。

　共産主義がこの世界から消えないのもそれが理由だと思う。
　『自分は働きたくなくて』『他の人には働いて欲しい』人が大勢いるから、共産主義を信じる人が多い、と。
　少なくとも、『共産主義の理想が実現したら良いな』と思っている人が大勢いるのは、それが理由、と。
　みんな『自分は働きたくなくて』でも、『他人には働いて欲しい』のだ、と。

　劇団員になってもお金は儲からない、と。
　劇団をしたい人＞劇を見たい人、だから。
　
　働く側の都合ばかり言うのは良くないと思うのですよ。
　働く側としては、『自分が働いている会社にリストラして欲しくない』。
　だけど、企業としては、売上が下がっているのに、ずっと雇用し続ける事は出来ない、と。

　２０歳から、７０歳まで、ずっと、同じ会社で働くと言う事は、おそらく難しいだろう、と。
　企業が、５０年もずっと、存在し続ける事は難しいから。
　『アメリカでは、企業の平均存在期間は１０年』とか言われているが。
　日本では、それより長いが、でも、５０年もはない。
　多分、２０年とか、３０年がせいぜいだろうと思う。

　公務員にも、公務員の意味があるけど。
　資本主義社会である以上、公務員の仕事だけを、提供出来る訳ではない。
　『消費者が神様』が、資本主義の思想だから。
　
（続き）
　共産主義とは、『消費する権利は平等』という思想だと思う。
　『ガソリンをタダみたいな値段で供給し』と。
　『水道をタダみたいな値段で供給し』と。

　でも、資本主義だと、『働かないとお金が得られない』と。
　で、働く能力に格差があるから。で、働いて得られる収入に格差があるから。
　結局、消費する能力が不平等になって。
　で、『資本主義は間違った制度だ』という人達がいる、と。

　『能力に応じて働き、必要に応じて取る』と。
　だけど、普通の人は、『出来れば働きたくない』と思っているから。
　『消費する権利』ばかり主張すると。
　『働きたくない』人達ばかりの社会では回っていけなくなる、と。

　洗脳して、『働きたい』ように、感じられるようになる、洗脳があるなら、その洗脳を受けたいとブログで書いていた人がいたが。
　催眠療法の話だっけ。
　『催眠療法を受けて、「働きたい」と思えるようになるなら、その催眠療法を受けたい』と。
　「でも、多分、そんな催眠療法はないと思うよ」と。
　だって、『働きたくない』は、本質的な人間の望みだから。
　むしろ、『人間は本質的に働きたいと思っている』というのが、何らかの洗脳だと思う。

　「結局、『お金で釣っている』だけじゃない」と。
　『お金があれば、これだけの消費が出来るから』と言って、『だから、働く事は素晴らしいのだ』と言っているだけで。
　「お金ももらえないのに、好き好んで働きたがる人なんていないよね」と思う。
　『人間関係は面倒』なのだ。
　家で、内職で、稼げるなら、家で内職したい、と。

　消費者の、『私は、この消費をしたい』という要求を無視した、生産なんて、意味ないと思う。
　無理やり、ごみを作る仕事を、『働く』とか言っているだけだ。
　作業所の『仕事』で、そんな『仕事』はあるけど。

　『人間関係は面倒』と。
　人と関わりなしに、生きていく事が難しいから、人と関わっているだけで。
　本当は、家で、一人で仕事をしたい、と。

　変に、『人付き合いは善だ』とか言うから、しんどくなるのであって。
　『人間なんて、基本邪魔』と思っていたら、そんなに傷つかない。
　仏陀は、『人生とは苦だ』と言ったそうだが。
　『変に、「人生は素晴らしい」とか言うからしんどくなるのであって、「人生は苦だ」と思っておけば、そんなに腹も立たない』と聖帝王城さんは書いていたが。

にほんブログ村