子どもの寄り道

　「子どもの寄り道に付き合ってはいけないのか」という話だと思う。
　マラソンは、マラソンで素晴らしいよ。で、ついでに、マラソンの速さを競う事も素晴らしい事なのかも知れない。
　でも、寄り道には、寄り道の利点があって。「子供の寄り道に付き合ってはいけないのか」という話だと思う。

　と学会（“と”は、とんでも本の略）の人の書いた本を本屋で見たら、『神との対話』を、“とんでも本”に入れていた。
　“バシャール”で、インターネットで、検索すると、『全て嘘』というのが出てくる。
　別に、その感想は、それは、それで、良いのかも知れない。私が、信じている事と違うが。

　西洋医学は、純化主義で、成分を純粋にしたものを、投与すれば、病気が治るというもので。
　漢方薬というのは、成分を純粋にしたものではない、と。

　別に、寄り道でも、良いと思うのだけれども。

　「第2次世界大戦中の平和主義者ほどの迫害は受けていない」と思うのだけれども。
　
　『戦争をしている時は、戦争を頑張って、魂の時代には、魂について、頑張るのが、良い事なのです』と書いている人がいたが。
　みんながみんな、戦時中だからと言って、戦争の事ばかり、頑張っていては、困る訳で。
　ちょっと、疑いを持つ人も必要である、と。
　純化主義の危険性はあるよね、と思う。
　赤軍の人達も、思想の純化を言った結果、殺し合いをする結果になったのだから。
　同じ人達ばかりで、固まると、小さな差異で、もめる、ということで。

　今の子育て思想は、『子供は邪魔』みたいな。
　で、出来るだけ、子育ては簡略化して、まあ、保育所に入れるとも言う、で、『仕事を頑張れ』という。
　でも、さあ。子育ては、子育てで、素晴らしいのだから。それは、認められないのか、と思う。
　仕事のおまけとして、子育てがある訳ではないでしょう、と思う。
　で、子育ては適当にして、仕事を頑張れというが、それが、善なのか、いや、善の人もいるのかも知れないけれども。みんなに、それを、押し付ける必要はないよね、と思う。

　精神疾患や、病気というのは、「もっと、ゆっくりと生きよう」と言うことだと思う。
　
　自分の観念について考えるなんて、無駄だと。それよりも、人の言う事を疑わずに、仕事をしろ、と。今の、社会の正義というのは、そういう事だけれども。
　それは、違うのではないか、と思う。

（続き）
　『働きたくない』という人の、権利も認めよ、と思う。
　今の情勢では、無理だけど。将来的に無理と言う事にはならない、と思う。
　戦時中の平和主義者のように、未来の事を、語っても良いと思う。
　『戦争、戦争』ばかり、言わないで。

　ある意味、単一主義なのだよね。
　『働いて、立派な偉い人になるのが、正義なのだ』というのは。
　そして、その価値観に疑いを持たないというのは。
　『働きたくないのだ』という人の権利も認めるべきだし。
　「ゆっくり生きたいのだ」という人の、正しさも認めるべきである、ということで。
　寄り道をしても、良いと思うのだけれども。
　急いで、『こうでなければならないのだ』というのではなくて。

　進歩なんて、必要ないと気づく事が、進歩な訳で。

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