「働く事にはお金には代えられない価値があるのに」と言うが。別に、『仕事をしない人生には価値がない』と言っている訳ではない。正確には、『経験するためにこの人生が与えられたのだ』ということなのでしょうね。つまり、「経験にはお金には代えられない価値がある」と言う事で。『わくわくする事をしなさい』とバーシャルは言うが。人生の意味とは、経験することだから。正確には、「自己とは何か」と言う事について、知る事である。でも、経験なしに、自分がどういう人間が知る事は出来ない。他者との関係があって、初めて、自己というのがどういうものか分かる。自分が“光”であったとしても。“闇”なしには、自分が“光”である事が分からないということで。人に対して、親切にする事によって、自分は人に対して、親切を与えられる人間であることが分かる。“人に与えるだけの人生”は、人生としては不完全である。“働くだけの人生”も、人生としては不完全である。人生を楽しんで生きたいのであれば。闇と光その両方を体験しなければならない。生産だけでは、経済は発展しない。生産と消費その両方があって、経済は発展する。“お互い助け合う”事で、世界は完璧になる。与えるだけの人生、受け取るだけの人生では人生は完璧にはならない。
『幸せになりたいなら。相手の親切は受け入れなさい』という説明がある。『自分一人で何でも出来るのだ』という考えは過ちである。もしそれが事実であったとしても。他人の親切は、ありがたく受け取った方が良い。他の人に対する、感謝を感じるのも、人生の目的の一つだから。
「完璧な人間なんて存在しない」のが、この世界の美しさなのだと思う。“完璧な人間がいれば”その人は、それ以外の他者を必要としない。それでは、世界の美しさが損なわれてしまう。
「経験することにはお金には代えられない価値があるのになあ」と思う。
人生というのは、“やるか、やらないか”である。「失敗するか成功するかは問題ではない」。問題は、“やるか、やらないか”である。
制限された、人生を生きている人達が大勢いる。辛い事を我慢して。『これが人生なのだ』と言っている人達がいる。「嫌と感じてしまうなら、嫌という感情を無くす方法を模索すれば良いのに」と思う。方法は色々ある。出来るだけ楽しみを見つけて生きていくか。嫌な事自体を消してしまうような方法を取るかである。
「苦労することには価値がない」のではないか。別に、物質的不幸が不必要だと言っている訳ではない。問題は、それを、楽しみのうちに過ごすか、苦労のうちに過ごすかである。どうせ人生を生きるなら、楽しんで生きたい。
小説とか、ドラマとか、読んだり、見たり、するのが、好きではないのだよね。なんか、「下らない事で悩んで、下らない不幸で、大げさに騒いでいる」感じがして。「なんで、そんなつまらない事で、大げさに悩むのか」と思う。苦労を避ける方法はいくらでもある。苦労を苦労と感じないか、苦労自体をしないようにするか、そのどちらかである。
“苦労”した、と感じる事自体が、人生において不必要な事であると思う。どうせ、生きるなら、苦労を苦労と感じないで生きたい。私はそう思うのだけれども。
“無条件の愛”と、スピリチュアル（霊界）の世界の人達は言う。でも、「無条件の愛の前に、“無条件の幸福”があるのではないか」と私は思う。“無条件の幸福”があれば、どんな人、どんな出来事でも愛す事が出来る。つまり、“無条件の幸福”なしには、“無条件の愛”は成立しないのではないか、と。「どんな事が起きても、私は傷つかない」というのがあって、初めて、“無条件の愛”があるのではないか。私はそう思うのだけれども。
