インフレは、供給能力不足、デフレは供給能力過剰の時に起こることが分かりました。
(つまりは、大抵の世界においては、供給力不足が経済成長率を低くする、原因であったことが分かります。不景気にデフレが伴うのは、消費能力の減退が、供給過剰を生むからであると、思います)
つまり、だから、デフレの日本では、「外国による投資総額が国内総生産(GDP)の3%以下」(他の先進国は対FGDPで平均20%の外国直接投資なのに)ということになるのですね。http://news.goo.ne.jp/article/ft/business/ft-20080425-01.htmlつまり、デフレということは、供給過剰だから。儲からないということで、外国投資も入ってこない、ということで。日本が閉鎖的なせいではないかもしれない、ということで。
インフレは日本にとっていいことだ――フィナンシャル・タイムズ社説(フィナンシャル・タイムズ) - goo ニュースと書いていますが。
「だめに決まっている」
つまり、確かに、石油価格上昇による、インフレは、物価上昇率的には、インフレだが。 人々が感じる実質金利は、銀行貯金金利(公定歩合)ー名目経済成長率(=名目賃金上昇率)だからである。石油の価格があがったって、日本人の所得は上がっていないから、意味はないのである。
絶対に、外国から輸入している製品である、石油の価格上昇による、インフレは消費の減少を招くであろう。それは間違いない。
まあ、便乗値上げすなわち、便乗企業利益増大行為、を期待するのであれば別だけれどもね。「そうはいくのかな」(実際いっていないし)
どっちにしても。日銀のまともな判断、「石油価格上昇に伴う、賃金上昇を伴わない、インフレが起こっていて、景気後退の懸念がある」という判断の下に、「ゼロ金利政策」を、実行する事が、まともな判断なのではないか、と思います。
貯金している人(借金なしに)にとっては、金利の下落はかなしいけれども。経済学的には、それが正しいと思います。