美加レディースクリニック いちご通信

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~反復着床障害への対策~子宮内膜受容能(ERA)検査を開始しました。

2017-11-17 14:34:47 | 教えて美加ドクター 院長ブログ

 こんにちは。院長の金谷美加です。  

 11月16日に、下関で開催された「第62回 生殖医学会」にて、ERA検査の研究開発者である  Carlos Simon 先生とお会いすることができました。

スペインのバレンシア大学教授 兼 Igenomix社 最高科学責任者であられる カルロス・シモン 先生から、直接、いろいろお話を伺うことができました。

 当クリニックでも、 10月から 「子宮内膜受容能(ERA)検査」 を開始しました。

 この検査は、子宮内膜が受精卵を受け入れる時期(着床の窓の開いている時期=IMPLANTATION WINDOW)を調べる検査です。

 通常は、排卵後5日後(または黄体ホルモン投与開始日から5日後)が、胚の着床しやすい時期と考えられており、その時期に胚盤胞移植が行われますが、

子宮内膜が胚盤胞を受け入れる時期が、もっと早い、または、もっと遅い、といった、着床の窓がずれている方が、約25%いるといわれます。

 

 したがいまして、良好胚を複数回移植しても着床しない「反復着床障害」 の方には、前もって、この検査を行い、着床しやすい時期がずれていないかを調べてから、適正な時期に胚移植を行います。

また、得られた胚が、非常に少ないような方の場合、限られた貴重な胚を、着床しない時期に移植してしまうと、妊娠せず、無駄になってしまいます。

貴重な胚を、無駄にしないために、あらかじめ、着床に最適な時期を調べてから、胚移植を行うといったケースもあります。

 

 今後、多くの患者さんが妊娠できるように、ERA検査をすすめていきたいと考えています。

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