美加レディースクリニック いちご通信

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流産をしたくない…

2014-06-13 09:43:34 | いちご通信
妊娠はするのに流産を繰り返してしまう。それは、とても辛いものです。
流産を防ぐ手段はないのでしょうか?
妊娠初期の流産が、1回だけの場合は、「胎児(受精卵)の染色体異常」によることが多く、その場合は、偶然起きてしまったものであり、何回も繰り返すことは、ありません。いわゆる、自然淘汰なので、仕方のないことです。

ただ、妊娠初期の流産を連続して2回繰り返してしまう場合は、「反復流産」といい、流産を連続して3回繰り返してしまった場合は、「習慣流産」といいます。
流産や死産を繰り返し、赤ちゃんが得られない場合を、「不育症」といいます。反復流産、習慣流産も、「不育症」に含まれます。
不育症になりやすい何らかの原因がある場合がありますから、一度、ご相談されることをお勧めします。
必要に応じて、検査、治療を行っていきます。

流産の原因は複数あるので、検査項目も複数あります。どの検査を行うかは医師が経過や流産のタイプを診て選択しますが、保険の適応になる検査と適応外の検査があります。

一般的に必要と思われる検査は、抗リン脂質抗体症候群の検査、自己抗体の検査、凝固一線溶系検査、黄体機能不全の検査(ホルモン採血、基礎体温の記入)などです。
流産の原因については、まだわかっていないことも多いのですが、まず検査をして原因を探ることが、流産を防ぐ第一歩と言えるでしょう。
喫煙や飲酒、食生活、ストレス、睡眠不足、運動不足、冷えなど、生活習慣も、妊娠経過に影響します。流産しにくい体つくりについてのアドバイスも行っています。


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