８月最後の出来事

ちゃんと続けてますよ、ラジオ体操（笑）。

でも、８月の日記はかなりさぼってしまいました。（反省）



実は８月に入り、ちょっとショックな出来事があり、
日記を書くまでに至らず、、、。




と、いうのは、私の先輩が今年の２月に敗血症から髄膜炎・脳室炎を併発し、
ずっと意識不明のまま入院していたのですが、
７月には、遷延性意識障害（いわゆる植物状態）と診断され、
積極的な治療がないとされてしまいました。




細菌によるものだったので、やっと８月になって安定し、
お見舞いに行けた。
自発開眼はあり、目は開いているものの呼びかけに反応せず、
眼球も動いているのに見えてはいないらしい。
左手も動いたりしているのに、、、、、。




そんな先輩を、今年の４月に結婚する予定だった彼女が、
毎日一生懸命看ている。



切なくて、辛くなったりしていたのだが、
今日（あ、昨日か）、３回目のお見舞いに行ってきた時の事。
彼女が、先輩のかろうじて動く左手に、
ちいさなボール（ゴルフボールよりちょっと小さいもの）を持たせたら、
「ここにちょうだい」と手を差し伸べた彼女の手に、
ゆっくり、本当にゆっくりだけれど、ボールを手渡した。
それは、勘違いでも何でもなく、
私にも、ゆっくりゆっくりと時間をかけてやってくれた。



お医者さまからは、これ以上の治療はなく、
回復も難しいかも、、と言われている状態。



なのに、彼女は絶対あきらめる事なく、
毎日いろんな事をためしたりして、
何とか意識を回復させようとしている。




目に見えて、あきらかな呼びかけの反応というのはないけれど、
でも、そのボールの受け渡しに成功したとき、
呼びかけて、わかったら指で返事をしてくれと投げかけてみた。
そうしたら、かすかに、本当にかすかなので、
確証はないけれど、応じてくれた。



指はよく動かしたりしているので、
本当に呼びかけの反応かはまだわからないけれど、
でも、ボールの受け渡し方を見ていると、
あきらかに、渡そうとしている意思が感じられた。




まだまだこれから大変なんだろうけれど、
それでも昨日の出来事は大きく、
少しずつ回復の兆しを見せてくれたらと思っている。








昨日は、そんな頑張っている先輩と彼女を見て、
逆に元気づけられて帰ってきました。





今日の写真は、気がついたら（笑）秋の空。