徒然なるままに ~ Mikako Husselのブログ

ドイツ情報、ヨーロッパ旅行記、書評、その他「心にうつりゆくよしなし事」

【日本の原発に未来はない】by ドイツ国際放送&【安倍政権の異常さ】by FAZ

2016年02月10日 | 社会

ドイチェ・ヴェレ(ドイツ国際放送)に2016年1月26日に発表された記事の日本語訳を載せているブログがありましたので、備忘録としてここにリンクしておきます。日本の持続可能エネルギー政策研究所の責任者飯田哲也氏に取材したものです。

星の金貨プロジェクト「日本のゲンパツは持続可能なエネルギーでも無い、民主主義的選択でも無い

 

インタヴュー中で飯田氏が

日本の大多数の人々は、原子力発電所の再稼働を推進する安倍政権の方針に反対しています。
しかしその事が、自分たちの政治的な立ち位置や選挙の際の投票行動に結びついてはいないというのが現実です。

と指摘していますが、これこそ私から見た日本七不思議の一つです。『七不思議』というのは勿論単なる言葉のあやですが。

本当に自分の立ち位置と投票行動が一致していない人がどの程度いるのか分かりませんが、たとえ自分の意見と投票行動が結びついていたとしても一強多弱の政党構造で、野党乱立の現状では野党側の票が割れてしまい、結局自民党候補だけが当選する選挙システムが出来上がっています。ムサシを巡る不正選挙のうわさも絶えません。だから国民の大半が反対する原発推進を掲げていても自民党が勝って、勝手放題ができてしまう。デモも署名運動も政治家には全く痛くも痒くもないようです。

最近の日本の政治状況を外から見ていると、本当に恐ろしいものがあります。人道主義や命の尊厳があまりにも軽んじられた論調やネット住民たちの攻撃性も嘆かわしいばかり。

現場にいる人にはもっとそれが強く感じられるのでしょう。そういう違和感をドイツ紙フランクフルター・アルゲマイネ(FAZ)東京特派員カルステン・ゲルミス氏が告白したらしく、その日本語訳が『リュウマの独り言』というブログの記事「ドイツ (フランクフルター・アルゲマイネ) 紙東京特派員の離日メッセージ が 語る 安倍政権の『異常さ』  」に紹介されていました。文中には:

安倍首相がいうところの ”強く・新しい国” を批判するものは 「反日」と呼ばれるようになった。 5年前には全く考えられなかったことだが、 今や直接的なものから ドイツの編集部員に向けられた間接的なものまで含め、外務省から様々な攻撃が向けられるようになったのだ。

とあります。本当に信じがたいことです。どこの独裁後進国かと思うくらいです。