梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

縁なき衆生は度し難し、

2017-12-08 16:55:13 | 雑記
オリンピックが盛んに喧伝されている、自分は特に反対するものでは無いのだが大歓迎かと言えば「そんなところにかける金が有ったらもっと廻した方が良い所が有る」と言うのが正直なところである、
世論的に見ているとこの様な意見は結構ある様な気がする、
NHKはほゞ毎日の様にオリンピック歓迎と言う方向の放送を流すのだが最近「オリンピック・パラリンピック」が「パラリンピック・オリンピック」に徐々に変わり、最近は「パラリンピック」だけで終える放送も出てきた、
勘ぐれば前述の世論が増えてきたので「福祉」「バリアフリー」と言う方向に振る事で世論がオリンピックに批判的な意見を心理的に言い出し難くする為にそういう方向に廻している様な気がする、
自分には「あざとい」感じは否めない、決定した以上は国際的にも変更出来る訳も無いのだがその前の立候補では「国民の支持を得られていない」と言われ落選したと聞いた気がするが今回はそんなに「国民の支持」が有ったのだろうか?
大抵の競技は毎年のように「世界選手権」が行われている、しかしオリンピックは特別だと言う、それが資金の問題だとしたらわざわざ国家予算の何割にも上る資金を廻す事にそれほどスポーツに興味のない私のような人間からすると少々うんざりする、
それは全て税金で行われる、スポーツ推薦と言う枠の有る学校も公立なら全て税金であり私学でも半分位は税金が入る、
医師が少ない、医学大学は高額な学費と入学金が必要である、最先端の医療機器は数億するものも少なくない、従って医学大学が最新の医療を就学させようとすれば当然その負担は多くなる、
結果として医学を志す若者はその能力や志とは無関係に就学できる能力が決まる、
かけた教育費用は取り戻すためには高額な所得が無いと継続は不可能になる、
運動能力の優劣は優越感の発露にはなるだろうが実際の社会貢献度となればマスコミの売上協力程度ではないだろうか
医学の発展に貢献するとまではいかなくとも少なくとも病気で苦しむ人の力になり貧富の差に関係なく命を救うと言う事に税金は使いたい
若者から「老害」などと言われても何十年も働いて子供を育て後は自分の事を考えればいいと言う年齢になって「所得の半分は保障する」と言って納めたはずの年金は家賃を払えばほとんど残らない、
年金制度は殆ど崩壊しこのまま維持しようとしたら現役世代も共倒れだろう、結局アメリカ的に年金制度を廃止するか税金で賄わなければなるまい
金は一握りの人間が殆どを持ち、大半の庶民は貧困にあえいでいるのが現在の世相に見える、
オリンピックを自分の世代に開催し名を残したかったと言われた前都知事は確かに「老害」だと言われても納得する、
色んなイベントが有る度に儲かるのは建設業界だけに見える、オリンピックでそれほどの観光経済が潤うとは思えないが仮にそうでも僅か数週間で退けてしまう効果である、
残った箱が何を生み出すのか、
今更どうにもならないが釈然としないのは自分だけか