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学ぶことで得られるものとは?~女性のための再就職支援プログラムが修了がしました

2019-12-19 07:38:17 | オトナの学び


立ち上げからほんのちょっとお手伝いしている福岡女子大学の再就職を目指す女性を支援するプログラム。「女性のためのウェルカムバック支援プログラム」昨日が第1期の修了式でした。


このプログラムは、講義やグループ演習を中心とした“教育”からスタートし、「ドラフト会議」と称し自己PR をプレゼンテーションし、企業担当者との面談の場を経験した後、インターンを行い、就職に結びつけるという設計で、履修証明プログラムにもなっている。


5か月に渡る講座の第1期生は8名。年齢もこれまでのキャリアも経歴もさまざま。
正社員としての就職が決まった方や、インターンを通じて本当に自分のやりたい仕事が見つかった方など、就労支援プログラムとしては、一定の成果を収めたと言ってもいい。


けど、本当の「成果」は数字だけじゃない。
立ち上げからずっと先生方がこだわっていたのは「大学」で就労支援プログラムに取り組む意義。就職実績だけが重視されるのではなく、プロセスを通じて学んでもらいたい、大学が提供する価値や意義はそこにある、そんな思いで作ったプログラム。


最終日は、受講生のみなさんがそれぞれこの5か月を振り返って、自分はこれからどうしたいのか?を宣言してくださった。
みなさん、学ぶことの楽しさ、仲間がいることの安心感や心強さ、かけがえのない仲間ができたことへの感謝を口にされていた。


大人が学ぶことで得られるものって「自信」と「仲間」なんじゃないかなーとみなさんの最後の宣言を聞きながら思った。
もちろん、さまざまな講義や演習、キャリア面談やスピーチ原稿の作成、プレゼンテーションの練習などを経て、具体的に身に着いたスキルや知識もたくさんある。それももちろん学びではあるんだけど、そんな即物的な学びじゃなくって、この5か月、苦しんだり、迷ったりしながら、自分と向き合って、クラスメイトと励まし合い、支え合い、学び合ったことで、みなさんそれぞれが本当に自信をつけて、しっかりと地に足をつけて語っていたのが印象的だった。数値化できないから、実績としてあらわしにくいけど、でもやっぱり、それこそが学びの成果であり、大学でこのプログラムを提供する価値なんじゃないかなーと思うのです。


わたしは最初の2日間を担当。
これからともに学ぶ仲間を知り、一緒に乗り越えていく仲間になろう!という壮大なアイスブレイク的な2日間。めっちゃ贅沢。自分のことを話し、人の話を聞く。対話を繰り返しただけの2日間だったけど、でも、この時間があったから、それぞれが考えていること、思っていることを惜しみなく、場に提供できるようになったんじゃないかと思っている。


節目の授業に立ち会わせてもらうたびに心が洗われる思いだった。どんだけ日々荒んでいるんだか(笑)


なんていうかね、みんな一生懸命なんですよ。逃げも隠れもせずに真正面から取り組んでる、その姿に胸を打たれた。そして、それをサポートしてくださったママワーク研究所やキャリアコーチのみなさん、事務局の何さんの影の力が素晴らしすぎて、それにも心が洗われた。最近、ここまで親身になって心を砕いて取り組んでる???って自問自答して凹んだりも。


ブランクのある人が再度、仕事に就くってこんなにも葛藤と不安があるんだってことをあらためて実感した。素晴らしいキャリアの方もいらして、「えええぇー、全然心配することなんてないのにー」「こんな人と働きたがるはずよー」とお気楽に考えていたけど、ご本人にしかわからない、そして、真剣にかんがえるからこその葛藤と不安がある。そしてそれを乗り越えようと真摯に取り組んでいる姿は本当に美しかった。


あとね、これも大学ならではだと思っているんだけど、
プログラムの責任者である櫻木先生や野依先生がコメントされる際に、学術的な背景をお話しくださるのがとってもよかった。(←なんともチープな表現ですが)
きっとね、この手の再就職支援とか就労支援のプログラムはたくさんあると思うけど、こんなふうにアカデミックな側面からの話をきちんとしてくださるってないと思うのよー。理論ってだいじ。理論があるから、わたしたちは経験したことを自信を持って再現できるんだもの。だから、みなさんも自信をもってここで学んだことを、仕事や家庭やそのほかの場所で発揮してほしい。


一方で課題もたくさんあって。
想定していた受講生像は子どもの手が少し離れた30代半ば。ただ、もうひとつのニーズとして、40代後半から50代の子育てが完全に終わり、第二の人生を真剣に考えたい、があるんじゃないか?とは当初から想定はしていた。人生100年時代、これって、これからもその傾向はますます強まっていくはず。
長いブランクを経て働こう、社会に出ようと思う彼女たちの一歩踏み出す勇気って、想像している以上に大変なことで、その一歩を踏み出すことだけも大きな大きなチャレンジだったと思う。私には何もない、何もできないと自信なさげだった彼女たちが、このプログラムを通じて、自分の強みや価値を再発見、再定義していった。
けど、インターン先が決まらない、就職に結びつかない、など年齢の壁はまだまだある。長く働いてもらいたいという企業の論理はわかる。でもさぁ、50歳だったらあと10年も働けると考えてもいいのにって思わない?だって100歳まで生きるんだよ。70歳なんてバリバリ現役だよ。年功序列も崩壊してるんだから、年齢給も関係ないし、誰でもいつでも新人、くらいな感じでスタートできたらステキなのにね。


大学としても大きなチャレンジだったこのプログラムに関われたことは、本当に光栄なことでした。
立ち上げから関わってきたお姉さんプログラムでもある「学び直しプログラム」の修了生が講師としてかかわってくださったのも嬉しかった。学びの場でご一緒した方と次の学びの場を作っていけるだなんて、こんなに嬉しくって幸せなことはないよね。


学んだことを振り返って、整理して自分のものにする、そのサイクルは苦しいことでもあったけど、これからもこのサイクルを繰り返しながら前進していきたい、という受講生の言葉に「そう、学ぶってそういうこと、OS入れ替えるみたいでしっくりこないときも多いけど、でもその違和感をそのままにしないで整理していくことで、きっと自分の中に根付いていくよね」と、大人になって学ぶっていいなぁ、そして、学ぶ仲間がいるってことはほんとにステキだなぁ、と思ったのでした。


あらためまして、先生方、強力サポートをしてくださったママワーク研究所のみなさん、素晴らしすぎる事務局の何さん、おつかれさまでした!そしてありがとうございました!また来年もどうぞよろしくお願いします。わたしもバージョンアップしなくちゃね。
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