わくわく記録帳

一日に見聞きすることをすべて記録すると文庫24冊になるらしい。
そんなに!?
記録しておかないのはもったいないよね。

話したことがまとまる・残るって嬉しいことなんだよね~採用イベントでグラレコ描いてきた

2017-09-23 07:28:09 | グラレコ
もうずいぶんと前の話になりますが、9月1日に産業能率大学で行われた採用イベントでグラフィック・レコーディングしてきました。

このイベントは、産業能率大学のキャリアセンターが主催するもので、企業や団体の採用担当者を招いて、学生の取り組みの紹介に加えて、採用担当者と学内職員との“シューカツ””採用“に関する意見交換を行う場として開催されたもの。
その昔、論文の調査のためにインタビューをお受けしたり、フィールド調査を教えてもらったり、グラレコ講座に来ていただいたり、ゼミでグラレコ講座させていただいたり・・・これまでいろんな場所でお世話になっている産能の齊藤先生にお声かけいただいて実現しました。







今や空前の売り手市場で、企業にとっては“よい”学生をいかに確保するか、っていのが新卒採用の命題だし、一方で(語弊があるかもしれないけれど)偏差値的にはそれほど高くなくって苦戦する大学・大学生もたくさんいるわけです。会社での仕事って偏差値や大学名じゃないけどねー。でも、ふるいにかけないわけにもいかないから、致し方なし。


産能は偏差値や知名度からしたら、有名校に劣るわけですが、かなりユニークな教育を行っていて、そのひとつがきめ細かなPBL(Project Based Learning)を中心としたゼミ活動。企業と連携しながらの取り組みも多く、わたしが学生のときはこんなこと絶対できなかったよなー(能力的に、という意味)と思うようなことばかり。


学生の発表も堂々としていて、素晴らしかったです。もちろん、学生ゆえの近視眼的な視点だったり、そうは言っても実際のビジネスはそんなきれいごとばかりじゃないけどねーって言いたくなっちゃうものも多いけど、それでも、自分の頭で考えて、行動して、なんらかの形にまとめていって、その過程での「学び」をきちんと言語化していたのは素晴らしいと思った。


その後、齊藤先生ファシリのもと、企業の採用担当者とともにワールドカフェを実施。ある意味、お付き合いで呼ばれてきた場なので、そんなに盛り上がるんかな?人材育成担当ではなくて採用担当者だから、こういう“対話”の場には慣れていないんちゃうかな?と勝手に心配しておりましたが、杞憂でした。


たぶんね、話すネタがたくさんあったことと、齊藤先生の問いの設定と事前情報のインプットがあったからこそ、なんだと思った。
最初に学生のプレゼンテーションを聞いているので、参加者の情報量がある程度均質になり、齊藤先生からは問い(お題)に沿った情報提供が必ずなされている。これで参加者は、同じ目線でスタートできる。もちろん、それぞれの企業の事情や担当者のそれまでの知識や経験、価値観といったものは異なるんだけど、みんなが同じ話を聞いて、同じ情報を持って、同じ問で語るっていうアタリマエだけど、おざなりにしがちな場づくりをかっちりとなさっていた齊藤先生はすごい!!!!


で、わたくしは、何をしていたかというと、
学生たちのプレゼンと、ワールドカフェの進行と話されたこと(ひとつひとつのテーブルで話されていたことではなく、ラウンドごとに「どんな話がでましたか?」と共有タイムがあったので、それを記録)を記録してきました。



採用イベントで、グラレコが必要だったかどうかはわからないけれど、いくつか場に貢献できたんじゃないかな?って思ったことがあったので自分自身のためにも記録しておきます。



●自分の話したことを記録してもらえるって嬉しい
発表した学生がめっちゃ興奮気味に「これ、自分が一番言いたかったことなんですよ。なんで描けるんすか???」と言ってたけど、それは君が喋っていたから(笑) という冗談はさておき、パワポのスライドには基本的には「事実」しか記載されない。その人がいちばん伝えたかった「気持ち」の部分って、語ることでしか表現できないんだよね。それをその場で記録できるのがグラレコの力なんだなーとあらためて実感した。
学長も似顔絵付きの記録にいたくご満悦のご様子w やっぱり人の話は聞いてもらえると嬉しいし、それが残るっていうのはとっても嬉しいことなんだ。



●まとまりのない話も描くことで意味を持ってくる
齊藤先生から、「あっちいったり、こっちいったりの議論を、見える化することでポイントが押さえられる」とコメントいただきましたが、いや、もともと、意味のない話なんてないんですよ。話されたことには必ず意味と意思がある。でも大抵の話は流れて行って残らないから、意味がなかったかのように思われてしまう。それをグラレコだと残すことができる、ってだけなんだけどね。あらためて、残す、記録するってことの力を感じた。



●描きたい気持ちになる
グラレコ描いてると、必ず「どうやったら描けるようになりますか?」「これ描いてみたいです!」とお声をいただく。これが何よりもすごいことだって思うんです。すごいですね、おもしろいですね、という感想で終わらず、自分で描いてみたい!っていう気持ちになるのが、何よりいいよね。
こういう気持ちになってもらえることが、私が描く理由な気がする。アーティスティックなグラレコは描けないし、構成(構図)がいまいちだったり、読みにくかったり、文字の大きさ・太さに統一感がなかったりぐだぐたなグラレコなんだけど、敷居の低さ、自分でも描けるんじゃなかろうか?と思ってもらえるのが私の強みなんだと思うことにしてます(汗)



卒業生の端くれとして、イベントのお手伝いができたこと、来場いただいた方に喜んでいただいたこと、この場にお呼びいただいた齊藤先生、関係者の皆さま、本当にありがとうございました。

「講座やりますよー」的な営業がまったくできない。広めたいんだけど、がつがつ行けない自分もなんだか情けない。これも課題ですね(*´Д`)


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