わくわく記録帳

一日に見聞きすることをすべて記録すると文庫24冊になるらしい。
そんなに!?
記録しておかないのはもったいないよね。

積極的な参加姿勢だけが正解なわけじゃない

2024-03-05 18:34:37 | オトナの学び
まだまだ続くよリフレクション。
先だってリアル参加してきた講座では、クラス(約30名)内でメーリングリストが作成されている。講師やTA(ティーチングアシスタント)、事務局も入った公式のもの。
授業(セッション)に関するお知らせがメインではあるけれど、使い方は自由。今日の授業の感想や、こんな企画どうでしょう?なんていう投げかけ、提案など思い思いに使って良いことになっている。
このML、開設されたときに、マストではないけれど点呼もかねて自己紹介などどうでしょう?な投げかけがあり、それに反応した人もいれば、読むだけの人もいた。その後、セッションが進むにつれ、リーダーシップを発揮する人が現れて(ご本人はそんな意図は持っていなかったのかもしれませんが)、授業の振り返りを投稿されたり、それに触発されて返信したり、TAの体験談を聞こう!な企画が立ち上がって「参加したいです!」「手伝います!」とフォロワーが現れたり、といろいろな形で授業外での活動が活発になっていった。


この講座では毎回、授業の冒頭に前回の振り返りがたっぷりと行われる、1時間以上かけて。この時間が、非常に良い助走、準備運動になっていて、その後の本編への導入をスムーズにしてくれている。


その中で毎回のように、講師のほんまさんから
「MLに反応する人、しない人がいる、企画に乗る人、参加しない人がいる。どっちがいい、ということではない。どの立場も重要。」
という話があって、それは決して参加したくてもできない、乗りたくても乗れない人を慮ってのことだけではなく、リーダーシップ、フォロワーシップを発揮する上での模擬試験やリハーサルでもあるよ、ってことを伝えているのかな、と深読みしている。


組織は、グイグイと引っ張っていくリーダー、喜んでついていくフォロワー1号、渋々ついていくフォロワー2号、といったわかりやすい構図になっているわけではなくて、場面場面でリーダー(リーダーシップを取る人)は変わっていくから、いろんな状況を知っておく/体験しておくってことは、その人=フォロワーの気持ちがわかるって意味ではとっても大事なことなんじゃないかと思う。いつもうぇーい!と前向きで「はい、喜んで!」とことに当たる人は、テンション低い人の気持ちはわからない。でも、リーダーシップを発揮する上では、そういう(自分にとって苦手だったり、異質だったりする)人のことをどう振り向かせるか、自分に向かせるか、ってことが大事で、だからこそその人の立場や気持ちがわかるっていうのは大きな意味があるのかも。


こうした学びの場に参加していて、より学びを深めよう、最大化させようとコミュニティを最大限に活用しよう、と思いがち。MLでの交流(振り返り)もあった方が学びも気づきも大きいし、何か企画が立ち上がったら乗ってみることで新しい何かが掴めるかも、って思いにもなる。自分が出なかった二次会で楽しいことが話されてるんじゃないか?って思っちゃう心境に似てるかも。コミュニティには参加した方がいいよね、どうせならアクティブに活動した方がいいよね、っていうのも思いこみだよなぁ、って気付かされた。


参加するしない、も自由。それを許容・受容することもまたリーダーシップの一つの形なのかもしれないねぇ。ダイバシティだ、インクルージョンだと言いながら、どうしても自分の価値観に当てはめようとしてしまう。そこからの脱却こそがリーダーシップの旅、なのかもしれないねぇ。


すんごいニュースが入ってきた今日。事実の後ろにある思いや意義にきちんと耳を傾けたいし、気持ちを寄せたい。こんな時だからこそ、いつものことをいつも通りにひとつずつ。
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