夫の手術 ひとまず無事成功
後は切り取った細胞の病理検査の結果を待つのみ
まだまだ油断は出来ないけれど ひと山は越えたのかな
それにしても 手術の真っ最中に
「只今、霊安室が燃えております」
の院内放送には参った
緊張の時間待ちにはこれが一番と
針を持つ手が一瞬止まった
外にも内にもさしたる騒ぎは見えないし聞こえない
炎はもちろん一筋の煙も見えない
あ、霊安室は地下か
そう言えば直前に地下の売店に出向いた際
尋常ならざる人並みとすれ違い
「ん? この奥にホールでもあるのか」
と感じたことを思い出す
あれは 「お静かに走らず退去下さい」 てことだったんだな
唯一の臨場感は 時折入る院内放送のお姉さんの
やたらに動揺しまくった言葉遣いと 焦りの息遣いのみ
まるで消火器片手に
「い、今、ガンバって消してますからっ」
とたったひとりで走って消化活動に…まさかね
結局、どうして霊安室が燃えたのかは分からず仕舞い
(想像はつくけど)
しばらくして
小型の消防車が2台と救急車が1台来た頃には
院内消防団の活躍?でほぼ鎮火状態だったらしい(後日談)
ホッとして 気持ちが夫の手術に戻りかけたとき
息子が云った
「良かったね 母さん 少しは気持ちが解れたでしょ」
まったく どこまでも 前向きな奴・・・
と思いつつ にっと笑って うなずいた
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