しっとり微々雨
髪に首筋に纏わりつく
堰を通り過ぎて四の橋までとぼとぼ
乏しい気力のせいか鳥の声が耳に届かない
数多のキジたちもいるべき場所にいない
湿り空気で気持ちまでがじとじと
早めに帰ろ
ふと目をやった堰の対岸に茶色の鳥
視界が悪いけれど・・カワセミくん？
ホバリングを繰り返すも失敗続き
がんばるねぇ
ヨシ原でも ぎょぎょし～が始まった
川面には2羽の仲良しカイツブリ
堰での狩りを諦めたカワセミくんと
追いつ追われつの帰り道
いつの間に捕って食べたのか
勢いよくペリットを吐き出して
ひと休み中のカワセミくん
お先に～
と手を振って小雨の中を帰った
