懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

懐かしい物 屋久島の荒廃

2018年08月20日 | 懐かしい物
屋久島はいまでこそ世界遺産になり注目を浴びているが昭和45年までは屋久杉の伐採で荒廃していた。
屋久島に行ったのは昭和42年と43年、その頃は宮崎県で勤務していた。
九州に勤務している内に行こうと思った。

屋久杉に覆われた風景にあこがれていったものの千メートルの山で見たのは伐採された荒涼とした風景だった。
屋久島は海抜ゼロメートルが1930メートルまで登らなくてはならない。
半径20kmの円の中心に頂上がある山だ。
森林の中を10キロ歩いて伐採された荒涼とした土地か続く無残な光景に暑い夏の日
歩く足がやけに重かった。
ガイドブックにはこんな事は一つも書いていない。屋久島の魅力のみを書いてあった。

この伐採された土地を抜けるのに一時間半は掛かった。
昭和40年代は公害が酷く環境破壊が話題になった。
昭和45年に屋久島の伐採もやっとストップがかかり営林署も撤廃した。
1000メートルの標高に営林署と小学校もあった。

登山の際にフィルムは5本くらいしか持って行かず撮ったのは屋久杉や山の写真ばかりだ。
荒廃した伐採された写真をもっと撮っていたら今では貴重だ。50年も経過しているので今は植林もされ山は緑に復元されているであろう。



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