懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

日本茅葺紀行 NO,570 少なくなったレンゲ畑と茅葺民家

2022年04月28日 | 日本茅葺紀行
撮影場所  兵庫県丹波篠山市
レンゲ畑と茅葺民家を撮ろうと走ったが何軒しかなかった。
レンゲは緑肥にするため種子を蒔いていた。
レンゲやマメ科の植物には根粒バクテリアにより空気中の窒素を肥料として溜め込む。窒素肥料として昔は重宝した。

しかし、現在は化学肥料もあるし、牛の堆肥もいれるので必要が無くなった。
牛を飼っていないのでレンゲを餌にする事もなくなった。

レンゲの開花は4月下旬から5月10日くらい。
最近のコシヒカリやササニシキは4月中からり5月初めに田植えする。
4月から田起こしや代掻きをするのでレンゲを植えると邪魔だし根粒も成長していない。関東や東北ではレンゲを植える事はまずない。

私の住む所や近県は田植えが6月10日くらいでレンゲ畑は今も少しある。
レンゲやマメ科は根粒をつくる。枝豆やエンドウの根には小さな球がついている。アカシアや合歓の木やミモザのマメ科の植物には根粒がある。

窒素肥料は人間や動物のオシッコでアンモニアとして作られる。
堆肥として昔は使っていた。人間、動物の身体も化学工場である。
昔はアンモニアが作れなかったので人のオシッコから火薬の原料をつくっていた。