懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

懐かしい物 板橋のある風景

2018年08月30日 | 懐かしい物
撮影場所  岡山県旧勝山町

茅葺き民家が小屋も含め三棟見える。
用水を渡るのに板橋が掛けてある。
板を渡してあるのを板橋という。
排水溝などにも板橋がかかっていた。

童謡の「仲良し小道」の歌の三番にとんとん板橋という言葉がでてくる。
歌詞は次の通り

仲よし小道は どこの道
いつも学校へ みよちゃんと
ランドセル背負(しょ)って 元気よく
お歌をうたって 通(かよ)う道

仲よし小道は うれしいな
いつもとなりの みよちゃんが
にこにこあそびに かけてくる
なんなんなの花 匂(にお)う道

仲よし小道の 小川には
とんとん板橋(いたばし) かけてある
仲よくならんで 腰(こし)かけて
お話するのよ たのしいな

仲よし小道の 日ぐれには
母さまお家(うち)で お呼びです
さよならさよなら また明日(あした)
お手手をふりふり さようなら

童謡や歌には女の子の名前はみよちゃんが多い。あのこはだあれの歌もみよちゃんが出てくる。平尾昌晃の歌にもみよちゃんがある。ちっとも美人じゃないけれどの一節がいい。
女は顔だけではない心だよと子供心に納得して聞いていた。

東京に板橋の地名があるが由来は板の橋からきているのか。
遊びついでに橋の付く言葉やの地名を調べては見る。
丸木橋 丸太橋 石橋 土橋 大橋 小橋 高橋 楢橋 猿橋 一橋
土橋は丸太を並べた上に土を入れ押し固めフラットにしたもの。子供の頃にはよく見かけた。

地名では新橋 柳橋 船橋 唐橋 前橋 豊橋 行橋  

どこの街にも逢引橋や引っ掛け橋というのもあった。

茅葺民家 日本むかし話

2018年08月30日 | 茅葺き民家
撮影場所 兵庫県篠山市

篠山市の山沿いの民家、小さな池もある。
山の風景といい茅葺き民家といい日本むかし話の情景だなあと思う。
アニメの日本昔話を子供や孫とよく見た。
孫はこんな昔話より現代のアニメの方が楽しいようだ。結局は録画をジイひとりで見る事となる。
小学唱歌などもイメージしながら撮影しているように思う。

オール電化の時代に薪で焚く風呂もないであろう。
現代生活と大きく乖離した茅葺き民家の暮らしを探している。
便利になる時代には逆らえない、こんな家には住みたいと思わない。
こんな不便で手間のかかる民家に住み続ける人々に敬意をこめて存在するうちに撮らせてもらう。この民家も20年前に取り壊された。